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男が話終わるとチャイナ服の奴らは私に向け一斉に傘
をかまえあたりは沈黙に包まれた
きっと次の瞬間私は殺される
勿論反撃する気なんてない
これで全て終わりだろう
だけど、なんだ。この違和感は
コイツらが現れてからと言うものずっと胸焼けがして仕方がない
「クッハハハハ そう言う事か」
「お前何笑ってやがる?頭でもおかしくなったか!」
「いや悪い悪い。でもこの状況で可笑しくならない方が不思議だろ?…大将さん私達の負けだよ」
「ああん?私達?ごちゃごちゃ意味わからねぇ事言ってんじゃねえ!もういい第七師団の雑兵共よ早くコイツを殺せ!!」
銃声が響き渡り汚い血の匂いが私の鼻を掠める
何故分かるのかって?だって打たれたのは私じゃない
「た、大将!!」
あれ程威勢が良かった男は部下の前で血に塗れながら倒れていた
「御用改めである!神妙にお縄につけ、宇宙の海賊共!」
春雨に扮していた真選組の連中は土方の合図の元奴らに斬りかかりあたりは一瞬にして戦場とかし私も急いで傘を構えた
「よお、A。また会ったな」
「…関わらないんじゃなかったか?」
「勘違いすんじゃねぇ。お前を餌に一旗あげようと思ったまでだ」
「土方さん嘘はいけねぇや。それじゃ誰が近藤さんに頭下げたって言うんでぃ?」
「ガハハハ そんな事しなくても仲間を見捨てたりしねぇってのにな」
関わるなと言ったのに…
どうして私なんかの為に…
「でも、いくらアンタ達でもこの数相手じゃ勝ち目はない…此処は私に任せて逃げろ」
「…先に言っとくが、俺達が捕まえにきたのはこんな雑魚共じゃねぇ。お前がいるって事はアイツがこねぇ訳ねぇんだよ」
「アイツって…まさか」
爆音と共に砂煙の中から現れたのはもう2度と会えないと思っていた宇宙の大馬鹿野郎だった
「困るねぇ…うちの娘に会うときゃ先に俺を通してもらわねぇと」
「阿伏兎、それかなりキモいよ」
「き、きもい!?いやでも団長だって俺のAとか言って…」
「それ以上言ったら殺しちゃうぞ」
「皆んな…どうして」
「まだわからねぇのか?俺達もアイツらもテメェの意思でここに来た。鳳仙の娘とやらじゃねぇ…A、お前と言う仲間を救う為にな」
「クソチャイナ、礼なら後でたんまり貰ってやらぁ」
「よしAちゃん俺達が道を作る!君は彼らと合流して向こうの敵を頼むぞ」
もしかしてこれはアンタからの答えなのか
ならば私は…
「ありがとう」
もう2度と間違えたりはしない
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作者 - 実珠さん» 温かいコメントありがとう御座います!暫くの間配信出来ず遅くなりすいません!続編も書き続ける予定なので宜しければお暇な時にでも、見てください!!頑張ります (2022年1月26日 1時) (レス) id: 3ce7835c84 (このIDを非表示/違反報告)
実珠(プロフ) - めっちゃくちゃ面白いです!夢主が作品に馴染んでて可愛いし……スラスラ読めました!!!最高です……!神威かっこよ……これからも更新応援してます!頑張ってください!!! (2022年1月23日 9時) (レス) @page48 id: 2209f9ef43 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - たこ足配線さん» ありがとうございます!!配信遅くなりすいません!頑張ります (2022年1月15日 0時) (レス) id: 3ce7835c84 (このIDを非表示/違反報告)
たこ足配線(プロフ) - めちゃくちゃ面白かったです!!続き楽しみにしてます!✨ (2022年1月13日 3時) (レス) @page45 id: a502f56163 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - サブリオさん» 素敵なコメントありがとうございます!!頑張ります! (2022年1月5日 1時) (レス) id: 3ce7835c84 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2021年11月28日 2時