第七師団副団長は団長が気に入らない

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「あのー此処は？」

「取り調べ室だ」

「んな事見れば分かるわ！なんで私此処にいんの？第一お前らだれだよ！」

「真選組でぃ。しらねぇのかぃ？」

「え…お巡りさん？」

「お前は殺人未遂の容疑で逮捕された。分かったらとっとと薄情しろ」

目の前にいるV字の男はタバコをふかしながらそう答える。なんだコイツ失礼すぎないか？副流煙撒き散らすとかお前の方ががよっぽど逮捕されるべきだろ

「じゃなくってなんで私が捕まらなきゃいけないんだよ」

「あ？お前ありゃ現行犯だろ。何しらばっくれてやがる」

「アレってまさか云業殴ろうとした事？やだな流石に殺さないよ。確かにちと殺意は湧いたけど」

「やっと自白しやしたね」

「あれ？聞いてた？」

コレは私今もしかしてかなりピンチなんじゃないか。もし春雨とかバレたらあのアホ提督の事だ。コレをいい事に私の昇進を一生認めないに違いない！

「お前名前は？歳はいくつだ」

クソ野郎が！こんな奴らに私のビックドリームを邪魔されてたまるか。大丈夫落ち着けこの様子じゃコイツらは私の事を知らない。此処は大人しく最低限の事だけ答えてやり切ればいいんだ

「A、18サイ」

「なんで急にカタコトなんだよ」

「いや、焦ったとかじゃないからね？そんな事全然ないよ」

「土方さんコイツ絶対に真っ黒ですぜ。それにお前夜兎だろ？」

「夜兎？なんのこと？れっきとした地球人ですが」

「…それじゃあコイツも平気だな」

イタイイタイイタイ！この栗毛扉全開に開けやがった。この時間は丁度一番日が当たるのかノーマークな私の体にはこれでもかというくらい太陽の光が直撃している。

「どうでぃ？日光浴は」

コイツ夜兎が太陽ダメって事も知ってんのかよ。しかもなんでそんな嬉しそうな訳？まさかドSなの？

「ゴメンナサイ、そうです夜兎です。お願いだから閉めて！」

「総悟、それくらいにしてやれ」

「チッ絶景だったのに」

チッて何？このV字がいなきゃ私死んでた説あるんだけど…ああ、最悪だよ。コイツらかなり手強いかも

「で、本題に入る。お前は何者だ、さっきの話じゃあの倒れていた男も夜兎なんだろ？最初こそ殺人未遂で捕まえたがお前はそれだけじゃねぇんだろ」

「なに？確かに嘘はついたけど夜兎が地球を観光したら悪いの？」

「まだ諦めねぇってか」

「諦めるもなにも私達はただ観光に来てふざけてただけだ」

そうこれは嘘じゃない。私はただあの馬鹿の気まぐれに付き合わされてただけなのだから

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