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「仕方ないか…これ以上ジジイの喜ぶ顔は見てられない。君、要は済んだだろ。帰るよ?」
「嫌だ…」
「はあ?今度は仇でも取るつもりかよ。あのさいくら老ぼれとは言え君みたいな奴がこのジジイには勝てないよ?」
「仇なんて必要ない!オイラの母ちゃんなら此処にいる。血なんか繋がっていなくても関係ない!オイラの母ちゃんはこの人だ」
呆れた…ここまで馬鹿な奴は初めて見る。理解不能だ。親の為に命を捨てるなんて本当…馬鹿すぎてムカつくよ
「仕方あるまい、黄泉で本物の母親と対面するがいい」
ジジイが袖を捲り上げたその時だ。一本の剣がジジイを横切り女が閉じ込められていた扉に刺さった
「おいおい聞いてねぇぜ、吉原1の女がいるって言うから来てみりゃよ、とんだコブ付きだ。その涙が何よりの証拠だ」
男の投げた剣は扉を壊し中からは1人涙を流す日輪の姿が現れた
「店長、新しい子をたのまぁ、そこの黒髪のガキ以外のな」
「お前!」
「へぇ生きてたんだ」
いつの間にか横に立っていた神威もこれには驚いた様だ。こいつは確かあの時の銀髪の侍…
「銀さーん!」
「なにしてんだあほんだら、俺はいいからさっさといけ」
「でも言ってもいいの?オイラみたいな汚いガキがあんな綺麗な人母ちゃんだなんて」
「散々抜かしといて何言ってんだてめぇは言ってやれ腹の底から母ちゃんってな」
銀さんと呼ばれる男がそう言うとガキと日輪は涙を流しながら抱き合った
「銀さんだっけ?生きてると思ってたよ悲しい事言わずまた楽しい事しよう」
「俺はサイコ野郎とランデブーする気はねぇの。お前はそこの三つ編みとでも仲良くやってろ」
「アハハやだな。俺に押し付けないでよ」
「あれ?私今押し付けられてんの?」
コイツ失礼な奴だな。でも気に入った。おかげでようやくジジイのニヤけずらも消えた様だし
「そうか…貴様が童の雇った浪人。わしの街で随分好き勝手やってくれたのは主か!」
「好き勝手?冗談よせよ。こんな街で酒なんか飲んでも楽しかねぇよ、それに好き勝手街を壊したのはそこのガキ共だぜ?聞けば女の方はアンタの娘だとか」
「この出来損ないの事などどうでも良いわ。主がわしの街の秩序を乱した事を言っておる。勿論どうなるか分かっておるな?もう生きては帰れぬぞ」
「そりゃご忠告どうも、それじゃ俺からも一つ。テメェのガキすら教育出来ねぇ奴が他人親子の足引っ張てんじゃねええ!」
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作者 - 実珠さん» 温かいコメントありがとう御座います!暫くの間配信出来ず遅くなりすいません!続編も書き続ける予定なので宜しければお暇な時にでも、見てください!!頑張ります (2022年1月26日 1時) (レス) id: 3ce7835c84 (このIDを非表示/違反報告)
実珠(プロフ) - めっちゃくちゃ面白いです!夢主が作品に馴染んでて可愛いし……スラスラ読めました!!!最高です……!神威かっこよ……これからも更新応援してます!頑張ってください!!! (2022年1月23日 9時) (レス) @page48 id: 2209f9ef43 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - たこ足配線さん» ありがとうございます!!配信遅くなりすいません!頑張ります (2022年1月15日 0時) (レス) id: 3ce7835c84 (このIDを非表示/違反報告)
たこ足配線(プロフ) - めちゃくちゃ面白かったです!!続き楽しみにしてます!✨ (2022年1月13日 3時) (レス) @page45 id: a502f56163 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - サブリオさん» 素敵なコメントありがとうございます!!頑張ります! (2022年1月5日 1時) (レス) id: 3ce7835c84 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2021年11月28日 2時