夢主と猫耳2 ページ2
『…あのさ』
先程から、全員が私の事をじっと見つめている。正直、食べづらいし…違和感が…
『…私の食べてる姿見て、なんかある?』
……何も言わずにただじっと見つめている。…せめて返事をして欲しいものだ。
『…いただきます』
今日は和食みたいだ。ご飯、焼き魚、味噌汁が左から順に置いてあった。
味噌汁から手をつけ、礼儀正しく綺麗に食べていった。
カ「味は大丈夫ですか?」
食べていた手を一旦止め、少し遅れ気味に
『……悪くない』
そう言うと、
サ「可愛い…」
ジョ「……」
何故か可愛いと言われた…
A以外「(猫耳で感情がわかるんだよね/な)」
悪くないと言った時に、猫耳がピンと立ったのを見て、感情が読み取られたことに、Aはまだこの時気づいていなかった。
『…ごちそうさまでした』
手を合わせて、そう言った。
カ「お粗末様でした」
少し、微笑み気味でカイさんが言った。他の人も微笑み気味で見ていた。
一息ついた後…
『…さて、この猫耳と尻尾をどうすればいいかな』
自分で猫耳を触りながら、考え始めた…
ソ「いっそ、このままでもいいんじゃない?」
『いいかもしれないけど、違和感がありすぎる…できれば早く解いてほしいな…ねぇ』
私はあるやつに呼びかけた。
『ホエミー?』
ここのフロアの案内役、ホエミーに。
ホ「なんでしょうか?うふふ…」
『これ、いつまで続くの…』
ホ「安心してください!今日一日だけですよ!私からしたら、そのままのAさんでもいいと思いますが…」
ザ「お前、そのままでもいいんじゃねえか?」
『嫌だね…猫耳とか尻尾なんであったら、何考えてんのか分かっちゃうじゃん』
しゅん…と少しだけ項垂れる猫耳
『ほらね…分かっちゃうじゃん』
ケ「おまわりさんとしてはそっちの方が助かるなー…考えが読み取れるし」
うんうんと頷く皆…勘弁してくれ…
カ「Aさん…」
カイさんが、チョイチョイと私のパーカーの裾を引っ張って来た。
『ん?』
どうした?と目で言いながら、カイさんを見つめた。
カ「パフェ…作ったんですけど…いりますか?」
『うん』
間髪入れずに言った。辛いのも甘いのもどちらも好きだが…甘いのが私は好きだ。
猫耳はピンと立っていた…尻尾も少しだけ左右に揺れている。
カ「っ!わ、わかりました…」
カイさんは少しだけ頰を赤く染め、再度調理室の方へと姿を消した…
少しだけワクワクして待っていると…
誰かに抱きつかれる感触
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SAKURA(プロフ) - 泉破毀禰さん» 了解です! (2018年8月28日 22時) (レス) id: 93ee48c149 (このIDを非表示/違反報告)
泉破毀禰(プロフ) - えっ?あっ!イズミハキネです!よろしくお願いいたします! (2018年8月28日 22時) (レス) id: cc2389d196 (このIDを非表示/違反報告)
SAKURA(プロフ) - 泉破毀禰さん» すみません!名前の呼び方を伺ってもいいですか? (2018年8月28日 21時) (レス) id: 93ee48c149 (このIDを非表示/違反報告)
泉破毀禰(プロフ) - ありがとうございます! (2018年8月26日 20時) (レス) id: cc2389d196 (このIDを非表示/違反報告)
SAKURA(プロフ) - 泉破毀禰さん» 面白そうですね!了解しました! (2018年8月26日 17時) (レス) id: 93ee48c149 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:SAKURA | 作成日時:2018年8月14日 17時