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…となると？
…「他」からしかなくなる。恐らく、ナオさんに誰かが脅迫でもしたんだろうね。
…ナオちゃんの力じゃ、素手は厳しいだろう。
…“鈍器”か
…やっと全部繋がった。
心の中の疑問が、跡形もなく消え去っていった。
ソ「何でも聞くよ。ナオさん」
すごくいい笑顔で、ナオちゃんに笑いかけるフリーターくん
ソ「どっちかが信頼を失うまで、言い合いたいなら、ボクも頑張るよ」
時間がないって少し焦り気味だったのは、どこの誰だったっけな…？
ソ「ねえ、その勇気はある？」
いい笑顔から一転し、冷めたような顔で、半ばナオちゃんを脅すように問いかけているフリーターくん。
ナ「私は…」
反論の言葉を探しているのか、殴ったことを言って、周りからの信頼がなくなってしまうから…怖くて言いたくないのか…
どっちにしろ、もう逃げ場は残されていない。
ナ「……」
ナ「……………………」
ナオちゃんは、しばらく黙り込み…
少し、か細く震えた声で言葉を紡いだ。
ナ「…ソウさんを殴りました…」
全員…とまではいかないが、ここに居た複数の人達は驚きの声を上げた。
ジョ「マジ…ッスか…！！」
ジョーくんは、多分ナオちゃんのことを少なからず信じていたみたい…
レ「ウソだろ！？なんでだ！？ナオ！？」
レコさんの目には、明らかに狼狽が写り込んでいた。
ナ「……」
又もや、暫く黙り込んで…
ナ「…脅迫されてたんです…」
ナオちゃんの２回目のカミングアウトに、今度は全員が驚きの声を漏らした。
ザ「あ？キョウハク？」
私の右隣のザック(バカ)は無視し、ナオちゃんの話に耳を傾けた。
Q「だ…誰にだ…！？」
皆の心の声を代弁するかのように、Q太郎がナオちゃんの２回目のカミングアウトに対して、疑問を投げかける。
ナ「……」
さア…私が考えていた「他」と言う意味…人物が、あっているかの答え合わせだ。
ナ「…カイさんです…」
…当たり。
鈍器を持っている人なんか…一人しかいないもんね。
カイ「……」
ナオちゃんにそう言われたカイさんは、全く動揺するそぶりすら見せずに、無言を貫いている
そして、ナオちゃんによるカミングアウトは三回だったらしい。
＿進展＿
終わり
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奇花琉 - めっちゃ面白いです！！これからどうなるのか気になる…。頑張ってください！！応援します！！ (3月11日 9時) (
レス) id: d03b24d678 (このIDを非表示/違反報告)
Ayumi Tona(プロフ) - 夢主ちゃんのイラストを乗っけたいと思うのですがいいですか？ (2020年6月11日 12時) (レス) id: fa9e6ddf1d (このIDを非表示/違反報告)
寝不足猫ﾁｬﾝ(プロフ) - とっても面白かったです！更新頑張って下さい！！応援しております！！ (2020年2月23日 22時) (レス) id: a938903424 (このIDを非表示/違反報告)
桜愛 - 続きが楽しみです！頑張ってください！ (2019年11月30日 15時) (レス) id: 193d98d6bf (このIDを非表示/違反報告)
ﾄﾞﾛｰﾝｺﾏﾐﾚ(プロフ) - 続き読みたいです！ (2019年6月10日 10時) (レス) id: 2653006338 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SAKURA | 作成日時：2018年8月4日 14時
