One Hundred Three “Britischer Gentleman” ページ33
『んで、こんな時間に何か用？』
エ「ああ、そうでした…起きていらっしゃったのなら、紅茶でも片手にお話をしたいなと思いまして…」
『…やっぱり、エ「違いますからね？(迫真)」ういっす。』
どうやら、言いたかったことを読まれていたらしい。咄嗟に否定してきた。
『まあ、私は構わんよ。何処で話す？』
エ「図書館の所でも宜しいですか？あそこなら、紅茶を御馳走できます！」
図書室、ではなく図書館と…軍ってそんなものなの？
『分かった。…移動しようか。』
エ「そうですね！」
横に広い廊下を、一歩一歩踏みしめるように、私と教授さんは歩き始めた。
廊下には、月の光が窓から差し込んでいた。
エ「…綺麗ですね。」
『んー…死んでもいいわ？』
エ「ちょ、そんなつもりで言ったのではないのですが…？」
『知ってる』
エ「はあ…」
靴音を響かせる音と共に、廊下で横並びに歩いている私と教授さんは、何気ない会話を繰り広げた。
と言いつつ、私が完全に楽しんでいるが。←
私の掴み所のなさに、呆れを通り越して諦めたかのようにため息をはく教授さん。
『というか、知ってるんだね。流石教授さん。』
エ「本で読んだことがありましたから！」
ふふん！とドヤ顔をする教授さんに、私はいつもの笑顔で笑いかけた。
そんなこんなで、図書館の扉の前まで到着した。
すると、教授さんの手によって開かれるドアの扉。だが、教授さんは扉を右手で押さえて、左手で私に入るよう促した。
エ「どうぞ」
さり気ない気遣いと優しさ。それはまるで、絵に描いたような
『英国紳士…』
エ「ふふふ…レディーファーストは、当然のことですよ？」
今の行動の紳士さと良くマッチするような優しい微笑みに、私は少し驚いた。
『脱帽、ですね。』
エ「！貴女からその言葉をいただけるとは…私も捨てたものではないですね…！」
さっきまで、揶揄われて顔を赤くした人とは思えない。とは流石に意地悪すぎるので言わなかったが←←
『んふふ…では、失礼します。』
優しい微笑みに、私の口角も自然と上がっていた。だが、流石にこれ以上待たせるわけにはいかないので、一言言ってから中に入った。
エ「はい、どうぞ。…紅茶は、アールグレイで宜しいですか？」
『ええ。』
エ「分かりました。では、こちらにお掛けください。」
スッと左手が伸ばされたかと思えば、さり気なく腰に左手を添えられ、窓際の席までエスコートされた。
Britischer Gentleman 英国紳士
One Hundred Four “Schwarzer Tee”→←One Hundred Two “Dummkopf” ※下ネタ注意
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SAKURA(プロフ) - ＫＺファンさん» 励ましのお言葉有難う御座います！！受験生辛たん…。 (2018年12月31日 12時) (
レス) id: 93ee48c149 (このIDを非表示/違反報告)
ＫＺファン - こんにちは！受験生なのに大変ですね？私もついつい、毎日、見に来てしまいます。頑張ってください。 (2018年12月31日 12時) (レス) id: 7d84edeee2 (このIDを非表示/違反報告)
SAKURA(プロフ) - ゼロさん» お互い大変ですね…^_^;更新も受験も頑張ります！ゼロさんも受験頑張ってください！ (2018年12月24日 20時) (レス) id: 93ee48c149 (このIDを非表示/違反報告)
ゼロ - 受験大変ですね。実は私も今年受験なんです。それでもつい毎日この小説チェックしてしまいます(>_<) これからも頑張ってください！ (2018年12月24日 19時) (レス) id: 3abbab8517 (このIDを非表示/違反報告)
SAKURA(プロフ) - 夏目さん» あ、ありがとうございますぅ…(´；ω；`)これからも宜しくお願い致します^_^ (2018年12月24日 16時) (レス) id: 93ee48c149 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SAKURA | 作成日時：2018年11月29日 3時
