Ninety Nine “Blue's vergangene Rede” 遠距離副隊長side ページ29
「え…？ど、どこから入ってきたん？というか誰？」
急すぎる展開に頭が追いついていなかった。急に窓ガラスが割れて、陽の光が入ってきたかと思えば、其処には金髪で紅い目の顔をした男がいた。
そして、人間とは思えないほどの鋭い目つきをしていた。俺は、その眼光に少し気圧されてしまった。
…それと、窓を破ったとは思えない、トレンチコートを着て。
？「…お前の名は？」
「僕は…鬱大先生。」
何故かすんなりと、その男に対しては名前を教えれた。
？「ほう…では、大先生と呼ぶ事にしよう。」
そう言って、コツコツと靴音を響かせ、壁に背を預けて座っている俺の目の前まで来て、男性にしては、少し華奢で綺麗な手を差し出して来た。
「……」
一体どう言った風の吹きまわしだろう。窓を破られて中に入って来たかと思えば、名前を聞かれて、俺に右手を差し出して来た。
俺は差し出された手を無言で見つめていた。そんな俺に、男は心底不思議そうな顔をして首を傾げた。
？「…？どうした。」
ついには抑えきれなくなったのか、言葉で疑問を形にし始める男。
「…この手を取ったら、俺はどうなるん？」
？「さあな。だが、今よりかは退屈させないゾ。」
ぽつりとこぼした俺の言葉に、男は「さあな」と言いつつ、分かりきっていることの様に「退屈させない」と言った。
まるで、確定したかの様に言う男の顔を、俺は思わずバッ！と顔を上げて、凝視した。
男の顔は愉快そうに笑っていた。
「…保証は？」
少し震えた声で問う。
？「俺が必ず保証しよう。」
その瞬間、俺は脱力した様に肩の力を抜いた。
それと同時に、モヤモヤしていた気持ちが、一気に晴れ渡っていったのを感じていた。
ああ、大丈夫だ。
？「だから、俺と一緒に来ないか？」
「…無能やで？俺。」
？「構わん。」
俺は、無言で差し出された手をしっかりと、握った。それと同時にその差し出された手に引っ張り上げられる俺の体。
「…一緒に行く。」
言葉に出したのは、引っ張り上げられた後。男は俺の返答に、満足そうに頷いていた。
？「…そうか。」
「というか、此処にどうやって入って来たん？」
？「……」
「無視やめてぇ！！」
その後、俺は男に連れられて歩いた。
どうやら男は、父母に脅しをかけていたらしい。「俺(大先生)を差し出せば、命だけは勘弁してやろう。」と…
Blue's vergangene Rede 青色の過去話
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SAKURA(プロフ) - ＫＺファンさん» 励ましのお言葉有難う御座います！！受験生辛たん…。 (2018年12月31日 12時) (
レス) id: 93ee48c149 (このIDを非表示/違反報告)
ＫＺファン - こんにちは！受験生なのに大変ですね？私もついつい、毎日、見に来てしまいます。頑張ってください。 (2018年12月31日 12時) (レス) id: 7d84edeee2 (このIDを非表示/違反報告)
SAKURA(プロフ) - ゼロさん» お互い大変ですね…^_^;更新も受験も頑張ります！ゼロさんも受験頑張ってください！ (2018年12月24日 20時) (レス) id: 93ee48c149 (このIDを非表示/違反報告)
ゼロ - 受験大変ですね。実は私も今年受験なんです。それでもつい毎日この小説チェックしてしまいます(>_<) これからも頑張ってください！ (2018年12月24日 19時) (レス) id: 3abbab8517 (このIDを非表示/違反報告)
SAKURA(プロフ) - 夏目さん» あ、ありがとうございますぅ…(´；ω；`)これからも宜しくお願い致します^_^ (2018年12月24日 16時) (レス) id: 93ee48c149 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SAKURA | 作成日時：2018年11月29日 3時
