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「うおおお！かっちょいい！コレ貰っていいの？」
半間に呼び出されファミレスへと来た私の手には芭流覇羅の特服とも言えるMA-1。正直マジでイケてると思ってだからかなり嬉しかったりする
「なかなか似合ってんじゃん？」
「ありがとう半間〜」
此処に来て分かった事がある。コイツは以外といい奴だ。やっぱりタッパがデカイ奴はいい奴説濃厚だな
「それで、何で君は此処にいるのかな？バレたらやばいんじゃないの？」
「半間。裏切るつもりか？」
「なんだ稀咲ィ、嫉妬かぁ〜？」
稀咲鉄太、半間のお友達(笑)が何故此処にいるのか？
ため息をつきメガネをクイッと上げる稀咲を前に私は席についた
「いやぁ、仲良くいこうよ稀咲くん？」
「偉く、余裕ですね」
「余裕？焦ってんのは君だけでしょ。半間が私を入れるなんて君の計画には無かったはずだろうし」
流石にこれくらいの煽りじゃ表情一つ変えないか、マイマイの懐に入り込めるだけはあるな
「あなたの目的は？」
「東卍潰し、前にも言ったけど聞いてなかった？」
「俺はアンタみたいに馬鹿じゃないんスよ。俺が聞いてるのは本当の目的だ」
コイツ…さらっとディスってきあがった！本当ムカつくよ！！
ギリギリと歯軋りをする私を半間はニヤニヤと眺めてるし…落ちつけ、龍宮寺A。お前はもう総長なんだ
「ゴッゴホッン…えっと本当の目的だっけ？それ君に話して意味あんの？」
「返答次第では貴方を殺さないといけませんから。もうこっちの情報は全部知ってるでしょうし」
「おいおい、俺じゃねぇ〜ぞ」
「半間、お前は黙ってろ」
「仲間割れか？君ってば本当可哀想。心配しなくてもお前の邪魔なんてしないよ、それは半間とも約束したしね。でもどうしても知りたいってんなら教えてあげる。優しい私からのプレゼントだ」
稀咲、お前には心底同情するよ
何故半間がお前にそれ程まで懐いてるのかは分からないが、お前とコイツは悪友なんだろ？
それともお前にとって半間はただの駒か？
もしそれなら馬鹿はお前の方だ
ダチと駒の区別もつけられねぇなんて…本当可哀想…
「本当の私の目的は佐野万次郎を殺す事、それ一択」
「アンタがマイキーを殺す！？」
「フハッ なっ、コイツおもしれぇだろ」
「半間は君との計画を遂行する為私に幾つかの条件をつけてきた。でもそこにアイツを殺すなとは入ってない。分かるよね稀咲くん？」
私はテーブルの上にあったナイフを彼に手渡した
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作成日時：2022年3月2日 3時
