検索窓
今日:2 hit、昨日:3 hit、合計:13,644 hit

19 ページ19

「嫌だね。私は入るよ」

「ざけんな…お前は俺を…」

「裏切ったでしょ?分かってるよ、だから私は此処に来た…一虎、お前がどう思うが私はお前の前から消えないから」

放心状態の一虎の横を通り過ぎ私は建物の中へと足ん進める。

にしても煙たすぎだろ

こんな小さい建物にこの人数…窒息させる気か?

“おい、あれってもしかして龍宮寺じゃねぇか?”
“は?アイツはこないだの抗争で死んだだろ?”

さすが元愛美愛主の諸君。刺したやつの顔はよーく覚えてくれてんだね、でも勝手に殺してんじゃねぇよ

「あのーすいません半間くんいますかー?私、龍宮寺Aって言うんですけどー」

“やっぱアイツじゃねえか!半間さんに復讐でもしに来たんじゃねえか!?”

「あれみんな聞いてます?」

ゴタゴタ話してる暇あんなら1人くらい私の質問に答えてくれたたていいのに

「ダリィな…マジダリィわ」

「あっ!いたいた!久しぶりだな。相変わらずクソみたいな面してるけど元気?」

「お前は…フッ わざわざ説教しにきたのかぁ?」

「残念、コレは説教じゃなくてただの悪口」

私の登場がかなりダリィかったのか

半間は不機嫌そうに私の元へと歩いてきた

全く人の顔見てため息ついてんじゃねえぞ

「でっ、なにしにきた?」

「まぁまぁそう苛つくなって、お前が喜ぶ話を持ってきてあげたんだから」

「話だ?」

「うん、半間は此処のNo.2だろ?だからさ私も芭流覇羅にいーれーてっ!」

どうよ、私なりに可愛く言ってみたんだけど!

流石にこれじゃ雑に断ったりできないでしょ

「無理」

「即答!?は?なんでだよ!入れてよ!場地だけ入れるなんて不公平だ!」

”なんだアイツ、実は半間さんと仲よかったのか?“

うん、誤解されるのも無理はない

私は今、らしくもなく半間の足にしがみつき駄々をこねているのだから

これぞ名付けてマイマイ戦法

「一虎〜どうゆうつもりこれ」

「俺も知りませんよ」

一虎、お前ようやくきたのか。半間なんかに敬語使っちゃって偉いね

「頼むよ半間〜。あっ入れてくれないなら暴れんぞ?そしたら東卍とやる前に大損害だろうなぁ、私超強いから」

「チッ ダリィ…まぁいいや、話くらいは聞いてやるよ。ついてこい」

流石に東卍相手には数がいるんだ。半間の癖によく分かってんじゃん。褒めてやろう

「座れ」

個室のような場所に連れてこられた私は言われるがまま半間の前に腰を下ろした

20→←18



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (43 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
127人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作成日時:2022年3月2日 3時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。