八話 ページ11
テーブルをドンと叩くお兄さん
敦「あいつ僕を追って街まで降りてきたんだっ!空腹で頭は朦朧とするし何処をどう逃げたのか」
太「それ何時の話?」
敦「院を出たのが2週間前、川であいつを見たのが4日前」
国「確かに 虎の被害は2週間前からこっちに集中している。それに4日前に鶴見川で虎の目撃証言もある」
国木田さんの話を聞いた太宰さんが少し考える素振りを見せると
太「敦君、Aちゃんこれから暇?」
敦・A「「…猛烈に嫌な予感がする「のですが」んですけど」」
太「君が『人食い虎』に狙われてるなら好都合だよね!虎探しを手伝ってくれないかな。
因みにAちゃんは強制参加ね」
A「なんで聞いたんですか・・・それに私無関係+未成年なんですけど…」
敦「い、いい、嫌ですよ!それってつまり「餌」じゃないですか!誰がそんな………」
太「報酬出るよ」
その言葉にピクッとお兄さんが反応した
太「Aちゃんは大人の私が一緒にいるから大丈夫。それに明日学校休みでしょ?」
A「勝手に休みにするな!」
太「国木田君は社にもどってこの紙を社長に」
太宰さんは国木田さんに紙を渡した
国「おい 三人で捕まえるつもりか?まずは情報の裏をとって―――」
太「いいから」
敦「ち、ちなみに報酬はいかほど?」
太宰さんがお兄さんに報酬の額を見せる
私は思った こうなるんだったら能力を使っておけば良かった…と
薄暗い倉庫、月明かりが照らす中、私は本を読みながら太宰さんにフードを摘ままれていた
A「あの、太宰さん?そろそろ離してくれませんか?」
太「ダメ。離したら直ぐに逃げるでしょ?」
A「何時の話をしてるですか……さっきは逃げなかったですよ」
太「さっきは大勢の人が居たからね。けど今は私と敦君と君しかいない。それにこの薄暗さだ、一度姿を消した君を探し出すのは骨が折れる…それにしても最近姿を見せなかったけど、どうしたの?というかどうして敦君と一緒にいたんだい?」
A「偶然ですよ。偶々彼処を通りかかったらお兄さんに会ったんです。最近姿を見せなかったのは忙しかったからです。というかそろそろ本当に離してください。逃げないんで」
太「…」
パットフードを離し無言になる太宰さん
敦「二人とも何を話しているんですか?」
A「何でもないですよ」
敦「それより・・・本当にここに現れるんですか?」
太・A「本当だよ「ですよ」」
215人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アカツキ(プロフ) - 二十二話谷崎さんが谷口になってますよ (2020年6月3日 8時) (レス) id: 348d42adf7 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - ロットさん» 苗字、あだ名の部分で変わると思います!すいません、占ツクあんまり詳しくないので、間違っていたらご免なさい (2018年5月13日 23時) (レス) id: cf6dea145d (このIDを非表示/違反報告)
ロット - 名前が苗字としたの名前同じになっちゃいますよ! (2018年5月13日 22時) (レス) id: a63c890358 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - 小雨さん» そうなんですか!ちょっと設定変えてきます (2018年4月2日 15時) (レス) id: bb117e0ad4 (このIDを非表示/違反報告)
小雨(プロフ) - 1500人じゃ全然マンモス校って言いません。 (2018年4月2日 5時) (レス) id: 7a9f3e94c2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:レン | 作成日時:2017年10月14日 20時