5 ページ5
貴 なにが俺の女になれだ。本当に頭いっちゃてる
佐野が私の事を探していたのが本当でもたかが一回試合したくらいの相手私が覚えているはずもない
そんな事トラブルにまみれた私が気にしてる余裕もない。本当どんだけ暇なんだよアイツ
私の出鼻を挫いた事と先程の傲慢さを思い返すと我慢していた怒りが爆発したのが自分でも分かった
貴 あのお気楽野郎どもが!!死んでもお前の女にはならないから!
その怒りをぶつけるように道端にあった空き缶を思いっきり蹴ると豪速で前にいた男達の頭にぶちあたった
貴 …やべ
男 おいテメえ。なにしてんだ?あ?
しかもこの風貌かなりの不良君だ。なんだよ本当に今日はついてない…いやいつもなんだけど今日は特別ツイテない
貴 すいません!!わざとじゃないんですよ?
男 わざとじゃなくてもすまねぇだろ!
男2 おいこの制服。マイキーんとこのじゃね
男3 おっよく見たら可愛いしこの子
5人ほどのどでかい男達に囲まれる。てかマイキーて、さき龍宮寺もなんか言ってたな
貴 マイキーって誰ですか?
男4 とぼけんなよ。君の学校にいるでしょ
男 おい、お前らマイキーの野郎もし同中の女が自分のせいでやられたらキレんじゃね?
男2 それナイス!人質にでもとるか
男3 丁度いい東卍もそろそろ潰しとかねぇとだしな
貴 あの皆様先程から何言って…ウグッ
油断した。まさか道を歩いてるだけでこんな事になるとは思ってなかったんだ
男の1人が薬品の匂いがするハンカチを私の顔につけると
ゆっくりと視界が狭くなっていく
…しまったな。これ睡眠薬か
朦朧とする意識の中私は恐怖と絶望に苛まれた
これから私どうなるんだろう
コイツらにやられちゃったりするのかな
まだ平凡ライフ手に入れてもないのに
私はただ普通に友達作って
普通に誰かと笑い会いたかっただけなのに
そうか今日は全部私がなにか望んだ罰なのかもしれない。きっと神様はきっと私にチャンスさえ与えてくれないんだ
貴 …誰か助けて
誰にも届かない私の事は悲しく消えて言った
続く (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←4
4人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時:2021年10月15日 23時