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鍋屋、イーロップのふくろう百貨店、
高級クィディッチ用具店、マントのお店、望遠鏡のお店、
いっぱいあるお店を眺めていたら
何時の間にか黒い人を見失ってしまった…。
A『教授…?』
声をかけても返事はない。
A『教授…!』
それっぽい人を見かけたから、後を追う。
曲がりくねった道だったから、見失ってしまったんだ
と、右に左に曲がるそれを追いかける。
A『教授…!待って下さい…!』
男『俺は教授じゃあないんだ。』
急に止まって、振り返ったその人の顔は、
何かに引っかかれた跡が沢山ある見知らぬ男性だった。
A『 すみません、人違いでした。』
男『だろうなぁ、元の道は分かるかい?嬢ちゃん。』
その人は、確かに教授とは見た目も雰囲気も違った。
少し焦ってしまって、冷静さに欠けていたんだ。
今居るこの場所も、周りを見渡せば薄暗い街並みで
さっきまで居た通りとは全然違うのに気付いて、
心臓の音が早まるのと傷跡が痛むのがわかる…。
A『大丈夫です。』
男『本当か?俺が送ってやろう。来い。』
そう言って口端を歪に吊り上げ、
掴まれた手首と腰に回された大きな手。
A『元の道を、来た様に戻れば…』
男『教授を探すんだろ?』
全然違う道に歩いて行く男の人に不安を覚えた。
A『教授はすぐ傍に居たので、探せばすぐ見つかります。
自分は大丈夫なので、どうかお気になさらないで下さい。』
軽く引っ張られていたのに次第に早くなる足と、
掴まれてる手にこもった強い力に焦って
言葉が突っかえそうになる…。
落ち着かなくちゃ…って考えてる間にも、
明るい道から遠ざかって行くし、
男の人は聞く耳持たずで 血の気が引いていくのがわかる。
A『…あ、あの…』
通り過ぎる人は見て見ぬ振りで目を合わせてくれ様ともしない。
どう助けを呼んだら良いかも分からなくて冷や汗が出てきた。
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黒月夜天(プロフ) - 星空宇宙さん» ハリー・ポッター昔から好きで、前の垢ではよく書いてたんだ。良かったら気まぐれに更新するからまた読んでみてね。 (2020年11月7日 23時) (
レス) id: 6e08830eeb (このIDを非表示/違反報告)
星空宇宙(プロフ) - 此方での活動も応援してるからね！ (2020年11月7日 11時) (レス) id: 4c7289b17b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒月夜天。 | 作者ホームページ：http://kokolonohonnne
作成日時：2020年11月7日 10時
