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｛ ｺﾝｺﾝｺﾝ ｝
先生『お呼びですよ、A。
荷物を忘れずに出ていらっしゃい。』
A『はい。』
その声に応える様にして、読みかけの本に栞を挟んで閉じ、
予め 肩がけの鞄に纏めておいた荷物の最後である
その本をしまって肩に掛け、上着を片腕に掛けた。
A『行ってきます。』
何年もお世話になっている小さな部屋を出る前にと見渡して
小さな挨拶を残し 首を屈めて扉を開けると、
お世話になっていた先生が数人並んで立っていて
あたたかい笑顔を向けられる。
A『長期休みには魔法の制御と操作が出来る様
その成果を身に帰って来ます。行ってきます。』
元気でね、気を付けてね、楽しみにしているわ、
そんなお見送りに来てくれた先生方の暖かい言葉に背中を押され
魔法児童養護施設所である
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??『貴様がA・ヨランダ・ランドルフ…だな？』
A『貴方が迎えの方ですか？』
まだ少し寒かったので上着を羽織っていると
突然後ろから声を掛けられたから 直ぐに振り向くと、
緩くウェーブがかかった漆黒の長髪に、
全身真っ黒な服装を纏った男性が
壁に背を預ける様にして立っていた。
??『… 左様。』
此方を睨む様にしていた為すぐに目が合い、
つかつかとローブを靡かせながら傍に寄り 目の前で止まった。
A『特例にてお迎え頂き、ありがとうございます。
A・ヨランダ・ランドルフです。貴方は…?』
??『…。』
A『ホグワーツ魔法魔術学校の
どの講師をなさっていらっしゃるのですか?』
??『何れ知れる事を聞くか。』
腕を組み、眉間に皺を寄せる先生。(?)
A『すみません…。失礼ながら 知りたいのです。
命あるもの全て 何時何時終えるか分かり兼ねるので。』
スネイプ『…ﾊｧｧ…魔法薬学の教科を受け持っている。
…セブルス・スネイプだ。満足かね?』
A『はい、教授。』
口程にものを言ってしまったのか、名前まで教えて下さった。
出された右手に触れると、ぎゅっと抱えられた。
A『…??』
握手だと思っていたから、急な事で思考が停止してる…。
スネイプ『掴まっていろ。失敗すると一溜りもないですぞ。』
A『…』
滞っていた思考が働き 黙ってそれに応える形でローブを掴むと
空間がぐにゃりとまがり ぐるんと回った。
｛ ﾊﾞｼｭﾝｯ ｝
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黒月夜天(プロフ) - 星空宇宙さん» ハリー・ポッター昔から好きで、前の垢ではよく書いてたんだ。良かったら気まぐれに更新するからまた読んでみてね。 (2020年11月7日 23時) (
レス) id: 6e08830eeb (このIDを非表示/違反報告)
星空宇宙(プロフ) - 此方での活動も応援してるからね！ (2020年11月7日 11時) (レス) id: 4c7289b17b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒月夜天。 | 作者ホームページ：http://kokolonohonnne
作成日時：2020年11月7日 10時
