1.突撃相談 ページ3
『アズール、大問題なの!』
私は今モストロラウンジにいる。アズールに相談に乗ってもらうためだ。
──────────
「…それで、フロイドとジェイドに告白されたと。自惚れですか」
『違う、私は本気で悩んでいるの!』
一通り話を聞き、ため息をつくアズールは不機嫌そうに見える。
「これ以上は相談料を取りますよ」
『アズール、冷たっ』
私が真剣に悩んでいるというのにアズールは冷たいが、一応相談しに来たのだから、とどうするべきか考えてくれているようだ。
「簡単な話です。二人と付き合えばいいんですよ。」
『うわっ、アズールゲッス。私に二股しろと言うの?』
不服そうな私に、アズールは再び考え込む。
「なら、二人とも振ればいいんじゃないですか。」
『っでも、せっかく告白してくれたのに。私に好きな人がいる訳でもないし…』
「好きな人、ですか」
私の言葉に、アズールは眉根を寄せた。
とはいっても、このままでは埒が明かないのは私も分かっている。
それならば──────────
『アズール、私と付き合おうよっ!』
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作者名:ここあ | 作成日時:2021年7月6日 20時