11話 ページ11
私はカーズを置いて、1人水辺を後にした。
置いていかれるカーズは仔犬のようで少しばかり可哀想ではあったが、あんな言い方はないだろう。
私は少々腹を立ててしまった。
私は自分の寝床に戻るためにスタスタと歩いていた。
「なんだろう、これ。」
古びた手記のようなものが落ちていた。
パラパラと捲るとメモ書きのようであった。
趣味の悪い事だと知りながら、柱の誰かのものだろうと思い少しだけ、との思いでページを捲る。
それは私、Aが柱になった日と、100年後までの日数が毎日毎日記されているものであった。
そうだ、カーズは私とであってどのくらいが経過したかを鮮明に覚えていた。
私は先程の己の軽率な行動を少し反省し、落ちていた手記を共同のスペースへ置く。
そして自分の寝床に戻り色々と思い返す。
少しすると、カーズが私の寝床を訪れた。
少し困ったような顔を見せるカーズはなかなかに珍しい。
「A。先程の言葉は撤回だ。」
謝らないその姿勢は変わらないな。なんて思いながらも私はカーズを受け入れる。
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アリア(プロフ) - 🧚匿名の妖精🧚さん» 凄く嬉しいお言葉ありがとうございます！励みになります泣 (2022年8月27日 1時) (
レス) id: f64b65ece4 (このIDを非表示/違反報告)
🧚匿名の妖精🧚 - 泣きました……今まで読んだ小説の中で１番感動しました… (2022年8月21日 18時) (レス) @page24 id: f6acac5c42 (このIDを非表示/違反報告)
アリア(プロフ) - 匿名初心者さん» わー！ありがとうございます!!頑張って書くので是非楽しんでください！！！！ (2022年6月29日 19時) (レス) id: b3bfab64d6 (このIDを非表示/違反報告)
匿名初心者 - 柱…求めてました……大好きです…ッ！ (2022年6月29日 14時) (レス) @page8 id: 8195809f5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アリア | 作成日時：2022年6月28日 22時
