私のメンタルは豆腐以上だ！

37 ある朝食で起きた出来事 ページ38

そしていつもの頂上に行き、裏々山の頂上からの景色を見てボーとしたり考え事、主に妄想をする。

これが一番の楽しみだ。

この時間がいつまでも続いてくれればいのに……｡

でも、もうそろ朝ご飯の時間だから忍術学園に戻らなきゃ。



「おばちゃん、Ａランチください」



おばちゃん「はい、どうぞ。お残しは許しまへんで！」



「ありがとうございます」



今日は麻婆豆腐定食だ。

みんなが食べやすいようにちょっと甘く作られてる。

美味しい、何杯でもいけちゃう。

この豆腐、久々知兵助先輩が作ったのかな？

私、久々知先輩が作った作りたての豆腐食べてみたいけど、嫌われていると思うから絶対に出来ないだろうな……

しかも、久々知先輩は私が生きた時代でも人気だったんだよな。

綾部もそのうちの一人だし。

初恋キラーの善法寺先輩と土井先生にも嫌われてるんだろうな……。

嗚呼、悲しくなってきた。

まぁ、なんやかんや朝ご飯を食べ終わり、食器を片付けに行こうとした時



兵太夫「三治郎大丈夫？寝不足？」



三治郎「うん……からくり作りに夢中になっちゃって夜遅くまで起きてたから……」



からくりコンビが来た。

三治郎はずっとあくびをしている。

相当夜遅くまで起きてたことが分かる。



三治郎「奥の机で食べよ……って、わぁ」



寝ぼけているせいなのか、お盆を受け取る時腕に力がはいってなく、それと同時に身体のバランスが崩れ、麻婆豆腐定食が兵太夫の方にこぼれようとしてる。



「兵太夫、危ないッ！」



私は咄嗟に兵太夫を抱きかかえて守る。



兵太夫「えっ？」



グチャ

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