私のメンタルは豆腐以上だ！

10 えっ、混浴？ ページ11

あぁぁぁぁぁぁぁ終わったぁぁぁぁぁぁぁ。

なんで！？今夜中じゃん！

しかも、誰かと思ったら喜八郎だし。

なんでこんな時間に！



「そうだけど、貴方は？」



名前は知ってるけど、一応念の為に。



喜八郎「四年い組の綾部喜八郎」



知ってるよ。だって、私、喜八郎推しだもん。
(同担拒否の方ごめんなさい！)

「穴掘り小僧」、「天才トラパー」の異名を持つ作法委員でしょ？聞かなくても分かるもん。



「そうか、よろしくね。喜八郎」



喜八郎「僕は君とよろしくする気はない」



「そっか、喜八郎は何故こんな時間に？」



出来るだけの笑顔で接する。

やっぱり、直接言われると悲しいな。



喜八郎「……ちょっとした穴掘りでいつの間にか夜中になっちゃっただけ」



「そうなんだ、本当に穴掘り好きなんだね」



私、さっきよりちゃんと笑顔になれたのかな？

ちゃんと返してくれてるからまだ耐えれる。

今度は、よろしくする気はないって言ってた喜八郎から話しかけられた。



喜八郎「ねぇ、肩まで浸かって暑くないの？」



「え、あっいや、ちょっと寒くてね！」



喜八郎「……今夏だよ？寒いは可笑しくない？」



「え、そ、そうかな？ほ、ほら！夏の夜は昼と比べて涼しいじゃん？だから…」



喜八郎「まぁ、いいんだけど」



そう言って隣に座って入ってきた。

こんなピンチ状態でお湯が緑色だからお互い裸は見られないのが唯一の救いだ。

えっ？お湯は透明だよって？

アニメでは緑色なんだよ！(メタい)

まぁ、そんなどうでもいいことは置いといて…



一つ疑問があるんだよ。



「俺とよろしくする気はないのに、隣に座って入ってきてるんじゃん」



喜八郎「お風呂だったら、何もされないからいいもん。別に嫌だったら離れるけど」



「…そこまでしなくていいよ」



喜八郎「そう、わかった」



やっぱり、この世界でも何を考えてるか分からない人だな……

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