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叫び声…悲鳴…残酷な言葉が、勝利だけじゃなくて俺達も……そしてAを傷付けていく。
自分で言っていて自分で傷付く。
自ら作った罠に自ら飛び込んで行くような。そんな目をしたAが笑う。
2人とも必死に伝えようと前のめりになりすぎて、いつ俺達の手の中からすり抜けてもおかしくなかった。
勝利の目は悲しみに溢れて必死に訴えるけど届かない思いをぶちまけた。
勝利｢言ってくれなきゃ分からない！｣
『言えないんだよ！！！』
勝利｢なんで！！！｣
『言ったら全員傷付くから、大好きな人達が私の言葉で、私が伝えた言葉で傷付くのは嫌なんだよ！！！！！！』
勝利｢でもだからってAが1人で抱え込む理由なんてない！｣
『あるんだよ！！！！！！！！！』
勝利｢っ、｣
今まで以上に大きな声を出したからか、それとも自分の大声が響いたからかグラリとAの体が前へと倒れた。
限界だったんだろうな。と察した瞬間、勝利が手を出して支えようとした。
だけど今勝利が支えてもまた掴み合いになる事が目に見えていたから。
俺は心の中で謝りながら勝利の肩と腕を強く掴んで引き止めた。
それはニノも同じだったみたいで悲しげな顔をして下を向いて強く肩を掴んでいた。
そのあいだ床に倒れそうになったAを大野さんがサッと抱き抱えて支える。
なんだかその光景が、Aが消えてしまいそうに見えて怖くなった。
櫻井｢A！！！！！！！｣
『もう、お願いだから、…お願いだから、辞めてよ、』
大野｢A、落ち着こう｣
『やっとここまで来たのに、……やっと、ここまで来れたのに、今更、誰かに頼るなんて分かんないよ…
1人じゃないのにずっと1人でここまで来た。
1人じゃないって分かっててもどうすればいいのか分からなかった。
……誰も、手を差し伸べてくれなかったのに、見て見ぬふりされてたのに、
今更頼れって、都合よすぎじゃない』
フッと笑って涙を1粒零したAは大野さんと松潤の腕の中で意識を飛ばした。
ぐったりとしているAの首を松潤が支え、未だに頬を流れ続ける涙を大野さんが泣きながら拭う。
静かに涙を流すAと対象的に勝利は俺らの腕の中で大声をあげて泣いた。
( ( 彼女の叫びほど辛いものはなかった ) )
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宝石姫(プロフ) - 瀬名ちゃん…読んでるとふと涙が流れます。続き待ってます (2018年5月7日 0時) (
レス) id: bcd46c4b75 (このIDを非表示/違反報告)
樹乃(プロフ) - 瀬名ちゃんが幸せになりますように！ (2018年5月6日 21時) (レス) id: 532093e618 (このIDを非表示/違反報告)
玄ちゃん(プロフ) - はじめまして(*^^*) 最初から全て3日間で読みました！こんなに面白い小説はありません！更新楽しみにしてます(*≧∀≦*) (2018年5月5日 20時) (レス) id: f00d27de65 (このIDを非表示/違反報告)
こじゃる(プロフ) - 更新ありがとうございます。頑張って下さい(^^) (2018年5月5日 17時) (レス) id: 7cbac3c883 (このIDを非表示/違反報告)
アリス - なんか...切なくて涙が...(笑)でもすごく面白いお話で大好きです！続きがもう気になって仕方ないです!!これからも応援しています。 (2018年4月30日 1時) (レス) id: f9266b0e21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラベン
| 作成日時：2018年4月23日 17時
