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その日の午後から裕くんは仕事って言ってたから学校が終わったあと直行で裕くんの所へ向かった。
『裕くん！』
玉森｢A！こっち！｣
当たり前のように手を差し伸べてくれたから私も当たり前のように手を握って歩いた。
ガヤさんに会って話したらすごいお似合いって言ってくれて嬉しかった。
だけど問題はその帰りだった。
スタジオを出て廊下を歩いて人気の少ない所に来て二人で話していた。
玉森｢あー、ガヤが話わかる人で良かったよ｣
『ガヤさんには感謝だね！』
玉森｢うん。……A、｣
ん？と横を見上げたら裕くんがニッコリと笑ってそっとキスしてきた。
『裕くん、見られちゃ』
見られちゃう。そう言おうとしたのにまたその先の言葉を塞ぐように口を塞ぐからクスクス互いに笑う。
『裕くん、好き』
玉森｢俺も。……大好き｣
もう一回キスしようとした瞬間────
｢どういうこと？｣
私の知ってるその人の声よりも遥かに低くて怖い。
お互いに目を見開いて離れる。
声のした方に目を向ければ……
｢……君たち、付き合ってるの？｣
『ジャ、ニさ、』
そこに立っていたのはジャニーさんで、何でここにいるのか分からなかった。
ジャニ｢付き合ってるの？……なら、僕が言いたいのは分かるよね？｣
玉森｢ジャニさん、｣
ジャニ｢見られた相手が悪かったね。｣
玉森｢ジャニさ｣
ジャニ｢見逃したいけど。
それは出来ないよ。君たちにはこれからもっともっと頑張ってもらなきゃいけない。
なのに、報道されたりしたらどうなるか分かってるよね？｣
玉森｢でも、……俺たちそんな生半可な気持ちで付き合ってるわけじゃなくて｣
ジャニ｢今ならまだ、見逃せるよ。｣
裕くんと私の繋いでいる手を見てそういったジャニさんは、裕くんじゃなくて私を見つめる。
裕くんは嫌だって言うと思うけど、私なんかのせいで裕くんが売れなくなったり何か言われたりするのは嫌だ。
そう思ったから、だから私は
玉森｢A？！｣
『ごめん、裕くん、ごめん、ごめんなさい。
私は、私なんかが、裕くんの未来潰したくないよ。
ごめん、ごめんなさい──』
そっと、繋いでいた手を離したんだ。
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キラあや - 宿題多いですよねー。いつも、この作品とコードブルーの方を見ています！これからも頑張ってください (2018年3月27日 18時) (
レス) id: bf70448eda (このIDを非表示/違反報告)
こじゃる(プロフ) - 勉強頑張ってください(^^)更新楽しみにしてます。 (2018年3月25日 22時) (レス) id: b88061f789 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - 凄く面白いです！更新頑張ってください！！ (2018年3月17日 19時) (レス) id: b405e68e09 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 作者さん移行おめでとうですこの小説最高です (2018年3月17日 18時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラベン
| 作成日時：2018年3月17日 17時
