恋と白衣とチョコレート.。【3】REN.N

自惚れしてまうで-1- ページ9

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阿部顕嵐くんがあの日、入院してからしばらくが経った。


彼は目を覚まし、毎日笑顔で長妻くんやバンド仲間がくるのを楽しみにしている







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そんなある日の朝だった。









ガラガラっと診察室の扉を開けると、アイツが先にいた。






いつも通り、だったはずが、









A「なが、え？！永瀬!?」



廉「････うっさい、なんやねん」







A「髪、黒なっとる………」









そうなのだ、茶髪だった永瀬が黒髪になっている








いつだったか、出張でお偉いさんのところへ行くことになったときに黒髪にした以来だ。









A「なーんでいきなり･･･」




廉「……悪いか、」



A「いや、うちは黒髪好きやで！！」






廉「…………あの時も、そう言ったよな」









永瀬の言うあの時はきっとその出張のときだろう









廉「つか、お前……髪型変わっとるやん」



A「あ、うん。」








少しヘアアレンジを学んで変えてみたのだ。


編み込みを何度も何度も練習して、
編み込みをしてそのまま二つ結び。



今日もまた、永瀬からプレゼントしてもらったイヤリングをつけて出勤









黒髪同士やな、









A「かっこええで………」









ハッと自分のいったことが恥ずかしくなる








廉「…彼女に言われたら照れるから、やめろ」









((･･･永瀬、うちのこと大好きやん。))

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