ポケモンとグルメ細胞『トリコ』Part 2 (ページ7)

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現る！デビルオロチ！！【みんなside】ページ7

『わぁぁぁぁっ！！』

どこからか悲鳴が聞こえる
どうやら美食屋の悲鳴のようだ

その悲鳴と共にアゲハコウモリの群れがココ達に飛び向かう

ココ「ポイズンドレッシング！」

ココは手のひらに毒を染み込ませ、そしてそれを
アゲハコウモリの群れにピチャピチャと投げると
命中したアゲハコウモリはパタパタと地面に落ちて行く

ココ「毒は抑えた、すぐ飛べるようになる」

ココの言っていた通り、毒に当たったアゲハコウモリはピクピクとしている、つまりまだ死んではいない

トリコ「臆病で滅多に襲うことが無い奴らがどうして？」

ココ「あぁ、何か様子が可笑しい、襲ってくるというか何かから逃げて行く感じ...まさか？！小松くんは？！！」

トリコ「はっ？！小松！！」

ユキナ「嘘？！レミン？！レミ～ン！！」

最初はアクエル、次に小松、そしてレミン
次々へと消えてしまった仲間たち

ココ「小松くん！！どこに居るんだ？！」

ユキナ「レミ～ン！！どこに居るの？！返事して！！」

そんな彼らを待っていたのは

『ギャァァァアァア！！』

巨大な猛獣、蛇のような形をし、暗みで見えにくいが光の反射で見える三つの目玉、そしてワニのようにまるで閉じることが無いような大きさの顎、最後に薄い紫色のライオンヘアーのような毛並みが頭に付いている

それを目にしたものは、誰もが足を震わせるような
姿だ

ココ「ト、トリコ！」

トリコ「コイツが伝説の魔獣、デビルオロチ！！」

ユキナ「なんて言うサイズよ？！これじゃあ私のふぶきも効かない！」

デビルオロチは彼らが考える隙も与えず

『ギャァァアア、ギャァアアァ！！』

トリコ「なんて言う声出すんだ？！！」

ユキナ「アァアア！！耳がァ！！」

ココ「ユキナちゃん！耳を塞ぐんだ！！」

洞窟中に広がる耳痛々しい鳴き声を響かせる

ココ「まずい！鳴き声が反響してっ！！」

デビルオロチの鳴き声は洞窟の外まで響き、
やがて鳴き声は超音波となり

ゴゴゴォォ...
ズドドド！！

洞窟の出口の岩まで屑らせてしまった

ゾンゲ「なんだそりゃ？」

ティナ「美味しいニュースはね、指加えて待っているだけじゃ有りつけないのよ！」

ティナさんとゾンゲ達は洞窟の外で小松のカメラに接続しようとしていた