ポケモンとグルメ細胞『トリコ』Part 2 (ページ5)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:1,460 hit

エゴイストなヒューマンページ5

レミン《紫色に変わっていたと思う》

《それってどういうこと？》

レミン《わからない、でも危険だと言うことはわかるよ》

危険...？
それってどういうこと意味だろう？

ココ「驚かせたね、もう安心していいよ」

本当だ...肌色が変わってた...！！

トリコ「美食屋は毒を持つ生物に対抗する為に人工的に体内に抗体を作る」

小松「抗体って…」

ユキナ「毒を中和して毒の効果を無くす事よ」

ユキナはそう言った理科的な事には詳しいだよね

小松「僕もそれぐらい知ってます！！」

ユキナ「あら、それは失礼」

ユキナはクスクスと軽く小松を微笑した

ユキナの悪い癖、すーぐに人を馬鹿にしちゃうんだよね～

私は呆れ顔で軽いため息をする

トリコ「俺でだいたい70種類の抗体を持ってるがココが持ってる抗体は約500、美食屋の中でも群を抜いている」

レミン「500？！(どくポケモンと変わらないじゃない！)」

ココ「たまたま常人より毒を耐えられる体質で、包帯を作れたのさ、でもね...」

突然、ココの顔が暗くなった
さっきまでは優しい笑顔が悲しそうな表情に変わってしまった。

ココ「抗体は微量の毒を時間をかけて注入するんだ、僕は多量の毒を短期間で注入した為に...」

ユキナ「毒が混合して、新しい毒が生まれた...という事ね」

ココ「...あぁ、そうだ、猛獣が逃げ出す程の強力な毒がね」

だからあの時、毒の匂いがしたんだ...

ココ「今では僕は毒人間、最も日の無い存在さ...さぁ、行こうか」

そう言うと、ココは先に奥へと歩いて行ってしまった

小松「ココさん、なんだか寂しそうですね…」

トリコ「ココの血液から新しい血清を作ろうとする科学者に覆われたり、第1級の危険生物と隔離されそうにもなった、美食屋の仕事から離れたのも、そんな死絡みから抜け出したかったからだろう」

小松「だから...カメラをを嫌がったのか…」

酷い...同じ【人間】同士なのに...
どうしてそんな酷い事をするんだろう...
私...最初は人間はみんなゼラオラ達が
言っているような奴らじゃないって思ってたのに...

人間の差別感が、裏表が、罪悪感が、無責任感が
くっきりと、私に見えた

『ほらね？言ったでしょ、人間はみんな嘘付きなんだよ』

だ、誰？！

ユキナでもレミンの声でもない
もしかしてただ私の思い込みだけ...？