６話 ページ6
突如現れ私に剣を向けてきたイケメンサラ男くんが白い服の奴らの元に行ったのを確認した私は悩んだ
逃げるな？
こんなクレイジーな所でじっとしてろなんてレディに言うもんじゃないでしょ
イタリア人男性としてどうなのそれ
「うわっ毛虫じゃん。かぶれる」
ここだって虫しかいないし…
私に与えられた選択肢は
・ここで静かにサラ男を待つ
・さっきまでの事はなかったことにして、この場から離れるか
この二択になる
どっちみち剣を向けられるのには変わりないんだけど。
男「ぎゃあああぁぁぁあああっ」
「え」
男の断末魔が森中に響く
これはヤバいやつだ、白蘭とは違ったヤバいやつ
「逃げよう。いや、私は今から夢を追いかける為にこの場から去るんだ。
私は決して悪くない」
私は１歩２歩と後ろに下がるとサラ男が行った逆方向を全力で走り出した。
白蘭から逃げる→サラ男に殺される
そんな無理ゲーは求めてない！！
私が求めるのはホラーゲームのみ！
「やっばい、私の脚力凄いかも…リレーの選手になれるよ」
これならサラ男との距離も離れたはず…
走りながら私は後ろを振り向くとあり得ない光景を目にした。
「うﾞおﾞおﾞぉぉい！逃げんなっつったよなぁ！？三枚におろすぞぉ！！」
「嘘だろ来やがった！！何でこっちだって分かったんだよあの人！！」
フェイントで右に曲がったのに！
般若の顔して追うのやめてよ
イケメン顔が台無しになってるからぁ！！
「てか速ぇ！100ｍ9秒58で走り抜けたウサイン・ボルト並みに速ぇって！！41歩で100ｍ駆け抜けてやるってか！？
ふははははっ笑わせんなサラ男！！」
「訳分かんねぇこと言ってんじゃねぇぞカスがぁ！！」
「口悪っ！？私追いかけるより大好きなミルフィーユ追いかけろよ！」
「ミルフィオーレだぁああ！！」
叫んで走ったら喉に血の味がする
でもここで止まったらゲームオーバーだ
再び前を向いて左へ曲がり走り出そうとした
だが…
「おっと」
「へぶっ」
「「…」」
私は人生で初めて
「誰だか分かんねーけど確保♪しししっ」
「oh…」
少女漫画でよくある“曲がり角で人とぶつかって運命の出会い、ﾄｩｸﾝ…”をしたようだ。
こんなときにフラグ建設とか…解せぬ
続く (更新停止中)
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ウル(プロフ) - 夢主のツッコミが面白かったです（笑）更新楽しみに待ってます♪頑張ってください( ´ ▽ ` )ﾉ (2016年2月28日 6時) (
レス) id: 75f8ff5602 (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - とても面白いです！やっぱり白蘭良いですね！更新楽しみに待ってます♪ (2015年6月25日 6時) (レス) id: 41fdcc7681 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琥珀&ゆうだい x他1人 | 作成日時：2015年4月25日 19時
