7話 ページ14
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ノズチカ「高等部が実在していたとはな」
チアキ「話には聞いてたけど、高等部がどこにあんのかも分からなかったっしょ」
コマ「高等部の存在は、危うく都市伝説化する寸前だったよね!」
中等部の皆は高等部のことについて色々話してくれている。なんだか嬉しいような気もするなぁ...
『(でも、本当の目的を忘れないようにしないと)』
と、その直後_。
ドォォォンッ!!
校舎の外から大きい爆発音が聞こえ、地面が揺れた。
『「「!?!?」」』
コマ「なに!?」
ライムは何かを思い付いたように私を見る。
『.....。』
急いで窓から外を見ると、何か赤い物体のようなものが見える。しかし、砂埃と黒煙ではっきりとは見えない。
?「ギッギッギ.....」
?「やぁ〜っとカラダも大きくにゃって出られるようににゃったから、ちょっと遊んでやるぜ……♪」
回りの生徒がなんだなんだとざわつき始める。
ジンペイ「なんだアレ!?」
チアキ「アレは...まさか.....!」
ミューゼ「ギッギッギッギ......♪」
嫌な笑い方が校庭に響く。
ミューゼ「ギッギッギ....いっぺんに壊すのはもったいない。ここから少しずつ狙い撃ちにしていくぜ......!」
何か、奇妙な雰囲気を感じた。
すると、赤い物体、"ミューゼ"が「ひとーつ!ふたーつ!」と数えながら建物を破壊していく。
ジンペイ「アイツがやったのか!?」
フブキ「あの雰囲気って...マゼラ!?」
ラント「マゼラは消滅したはずだ。まだ終わっていなかったというのか.....!」
チアキ「残念ながら、そうみたいだね...」
ノズチカ「感じる気はマゼラのソレに近い...!」
中等部の生徒会長も合流し、ミューゼを睨みつけるように冷たい声を出す。
『(本格的に動き出した感じかな...)』
すると、ジンペイ君のイヤーカフから小さい警報音のようなものが鳴る。
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作者名:後藤 | 作成日時:2024年2月12日 21時