story2009*北山先輩 ページ10
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「お先に失礼シマス……」
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定時になり
1番先に帰ったのは尾関。
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「…尾関さん。今日変だったよね??」
「泣いてた??」
「なんか別れたって聞いたけど…」
「えー??あのカレシと??」
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いなくなった途端にすっかり噂の的になる尾関…
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当然。
相談に乗っていた有岡にみんな聞くわけで。
「ぁ、えーっと…」ってシドロモドロな返事
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有岡「体調悪そうなのでそばに居ただけで…w」
女子社員「えーまたまたぁ♪」
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女って噂話好きだねー…
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とはいえ
アワアワしている有岡をそのままにしておくわけにもいかず、「有岡行くぞ」と声をかけた
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有岡「ぇ?はい?」
北山「忘れたのか??仕事。着いてこい」
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有岡「あ、ハイ…??」
北山「ぼーっとしてると置いてくぞ」
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デスクを片付け
オレは鞄とスーツを手に立ち上がった。
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そのまま主任の元へ行き
適当な理由を伝え。
今日はそのまま直帰する旨を話した
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大慌ての有岡を待つことなくオレは部署から出て
エレベーターの前で立ち止まっていた
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「先輩…っ!!」
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あ、やっと来た
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北山「遅っw」
有岡「この後何かありましたっけ??」
北山「…♪」
有岡「先輩??」
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メンドーだから別に理由も特に言わず
車まで歩いた。
有岡の言葉は完全無視w
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北山「乗れ」
有岡「やだ」
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北山「…桃」
有岡「…絶対ウソだもん///」
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北山「いらないならいいや。オレだけで食おw」
有岡「ぅー…!!」
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眉間にシワ寄せながら渋々車に乗り込んだ有岡。
「また騙されそうな気がするー…」っていいながら深いため息をついた。
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さて。
どうしようかw
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特になんのプランも考えてなかったから
適当に車を走らせつつ。
有岡から午後の尾関の話を聞いていた
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北山「え。婚約??」
有岡「…んー…いつかは結婚する。みたいなことまで話してたみたいです」
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北山「それはちょっと…」
有岡「ですよねー…。ゼッキー先輩なかなか傷は癒えないかもしれないです」
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婚約って…
アイツ女遊びが激しいのに。
軽はずみな約束すんなよw
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作者名:Milk-T | 作成日時:2019年10月3日 21時