story2045*…涼介 ページ46
「どした…?」
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何となくAの様子が変だなってことは
感づいていた。
オレに抱きしめられたまま
「ちょっと聞いてもいい…??」って。
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A「…私って…重い??」
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…。
重い??とは…?
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涼介「…太ったの??」
A「え?」
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涼介「どこが??お腹??顔??」
A「違う違う…///」
.
お腹を触ろうとすると
「違うのっ!!私の気持ち!!」って怒られたw
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涼介「それは。増田先輩に対する気持ちってこと??」
A「うん。」
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涼介「オレに。ではなく??」
A「うん。」
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涼介「えー。そんな話つまんねー」
A「そんなこと言わないでよー…。」
.
好きな女の惚気話なんか聞きたくもないw
でもAは「涼介にしか相談出来ないんだもん」て勝手に話を初めてくる。
オレはチーズケーキをがっつきながら
仕方なく聞いてやることにした。
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「あのね…私。貴久の誕生日に籍入れよって思ってたの」
「でもパパが。籍は結婚式が終わってからって言ってて…」
「貴久も。最初は誕生日に籍入れよって言ってくれてたんだけど…」
籍を入れる。ってことは
有岡Aではなく…
増田A。になるってことか…。
…なんかAの結婚が急に迫ってきたみたいで
オレとしてはすごく複雑な気持ちになった
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ただAの話を聞いてると。
その話が流れてしまいそうだ。という。
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Aは普段ポジティブだけど
増田先輩の事となると話は別。
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ネガティブが大暴走しちゃったみたいw
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A「昨日もね?お弁当作ったのに食べてこなかったの」
涼介「先輩が??」
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A「その日は貴久の大好きなシチューにしたんだけど…ご飯食べてきちゃったって。」
涼介「…。」
.
A「後で食べる。って言うから温め直したのに。
結局食欲ないって言われて…」
涼介「…。」
.
A「貴久。そのままソファで朝まで寝ちゃった…」
涼介「…疲れてたんじゃねーの?」
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A「会社で色々あったのは聞いたけど…」
涼介「まぁ…増田先輩の事だから。
そんな深刻にならなくてもいいんじゃね?」
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A「…私。しつこいって思われちゃったかなぁ…」
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作者名:Milk-T | 作成日時:2019年10月3日 21時