検索窓
今日:7 hit、昨日:4 hit、合計:35,443 hit

story2020 ページ21

.




不安そうな…









ちょっと恥ずかしそうな。





.








そんな顔でボソっと呟いて。

Aは俯いたままケーキをパクついた。






.








そんなAを横目に見ながら
オレもオムライスをパクついた









.


……。









.





変な沈黙の後…

「不安になることないのにね…あはw」って
Aが取り繕うように言い…






.





オレは最後の1口を口に入れた。








…。









何度となくこういう話をし…

その都度裏切られるようなことを
繰り返してきたオレら。






.





Aが不安がるのは当たり前だ。







.




それでも…今はこうしてそばにいて。
Aの隣で幸せな時間を過ごしてるんだから…









出来ればそばで
笑っていて欲しい。






.





そんな思いでAを見つめると
「…ぷっw」って。







.





A「やだ…口に入れすぎw」

貴久「なんれわらふぅんらよ…」

A「飲み込んでから話してwあははw」








.



「フグみたいーーw」ってAはケラケラw

つられてオレもw







.




雰囲気も良くなったとこで









.


貴久「ケーキ。ちょーだい」

A「えぇー!!オムライス食べたばっかり…」

貴久「え?別に食えるよ??」







.




A「太るよ??」

貴久「うるさいよ??」

A「お腹パンパンじゃない?」

貴久「いいから食べさせろってばw」







.







ケーキくらい余裕。




.




オムライス…ちょっと足りないくらいだし。







.





車で全部食べ終えて。







.



Aは「はい♪」ってオレに指輪を渡した









細い指をオレに差し出し…








.



「…はめて//」









…ちょっとうつむき加減で
可愛くおねだり。






.





一瞬迷ったけど…

ちゃんとAの左手をとり。

オレは薬指にそっと指輪をはめ…






.




オデコにチュ♪…って。





.








貴久「帰ろっか//」

A「…うん//」






.





オレはあえて何も言わなかった。





.




誓いの言葉は何度も言うもんじゃないし…

プロポーズはもうしたから。






.




きっとAはわかってくれてる。








.




指を絡ませ…








車を走らせる。






.






Aは…


オレの腕に頭を傾け。

「スキ…//」って言って。

静かに目を閉じた。



.

story2021→←story2019



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (94 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
156人がお気に入り
設定タグ:増田貴久 , 北山宏光・NEWS , 山田涼介   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Milk-T | 作成日時:2019年10月3日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。