story1837＊-6月9日- ページ37
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…寒いっ‼
夜中に寒さで目が覚めた。
それもそのはずｵﾚはﾊﾀﾞｶで。
掛け布団はAに取られてた w
…ﾄｲﾚ..行きたい w
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床に落ちてるﾊﾟﾝﾂとｽｳｪｯﾄを履いてﾌﾗﾌﾗとﾄｲﾚ。
寝室を出てﾘﾋﾞﾝｸﾞを歩いている時にｶﾞｺﾝ..と何かにぶつかった
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と、同時にｶﾞﾁｬ..ってなにか倒れる音。
なんか蹴っ飛ばしたかな？
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とりあえずﾄｲﾚを済ませて、ﾘﾋﾞﾝｸﾞの電気をつけ
音のした方を確認しようと近づいた。
あー…Aのﾊﾞｯｸだ。
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ｿﾌｧに置いてあったﾊﾞｯｸを引っ掛けたらしく
床に落ちて中身が飛び出していた
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山田にもらったmiumiuの財布…。
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拾い上げ…しばらく見つめてしまった
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Aにとって、ｵﾚ以外に心を許した男。
ｵﾚがいない時、泣き虫なAを
そっと寄り添って守ってきたのは山田だった
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ｵﾚと同じ様にずっとAを思い続けて。
優柔不断だったｵﾚのせいで傷ついたAを慰めるのはいつだって山田だった。
．
それでもAが選んだのは山田じゃなくてｵﾚ
．
だからこそｵﾚはAを大切にしたいと誓った。
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どんな事があってもｵﾚを信じて待っていてくれたAを、もう2度と泣かせないと誓ったんだ
．
増田｢今さら山田に妬くこともねーよな…w」
．
財布の中身を確認しようとして辞めた。
Aにとって山田は特別だ。
…ｵﾚとは別の意味で。
．
どれだけ妬いたって山田はここにはいないし
よそ見させないようにｵﾚがちゃんとAを愛せばいい
．
だからそのままﾊﾞｯｸの中に財布をしまった。
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Aは割とﾊﾞｯｸの中身を分けておくﾀｲﾌﾟ。
ｸﾘｱなｹ-ｽには病院から処方された薬。
…貧血、酷いのかな。
．
あとはﾊﾝﾄﾞﾀｵﾙとか…ｹ-ﾀｲ。
それと…
あれ？
増田｢これって…」
．
Aのお気に入りのｸﾏのﾎﾟ-ﾁ。
ここには絆創膏とかﾘｯﾌﾟｸﾘ-ﾑと…ﾊﾝﾄﾞｸﾘ-ﾑが入ってる。
確か転んだ時｢持ってない」って言ってなかったっけ？
ちゃんとあるじゃん…w
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作者名：Milk-T
| 作成日時：2017年11月30日 20時
