小悪魔☆ハニーvol.27《T.MASUDA》

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「でも僕…ｽﾐﾏｾﾝ...怒らせちゃいましたw」なんてﾃﾍﾍﾟﾛする旦那さんはもう一本ﾋﾞ-ﾙを差し出してくれた









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旦那さん「今日はもう遅いので泊まっていってください。」









いえいえ…と断ったけど
かなり飲んじゃったし。

それに旦那さんは「語り合いませんか？」なんてﾆｺﾆｺしてた。





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とても嬉しそうにしてくれてるしｵﾚがいないと飲めないって言うし。

…今日は泊まらせてもらおっかな。




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旦那さんは「お別れしちゃったんですねー…」ってしみじみと言う。









しみじみと言われるとｵﾚも「はい…」としか言えなかった。









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増田「恥ずかしい話…自分で別れようって決断したのに。いざ別れてみたら辛くて…」

旦那さん「…w」









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増田「何をしていてもAのことを思い出すんです」

旦那さん「ﾊｲ...。」









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ずーっとAの名前を言わず
誰にもAとのことを話していなかったから

つい嬉しくて…









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なんかじっくり話を聞いてくれるから。
先週熱中症で倒れたことも…

その時にAが来てくれて嬉しかったことも。
お弁当が美味しかったことも…

夜、狭いﾍﾞｯﾄﾞでｷﾞｭｳｷﾞｭｳで寝たことも…







全て聞いてもらった。









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すると旦那さんは。



「増田さんは、Aｻﾝの事を話す時に
ｺｺに。ｴｸﾎﾞが出るんですね。」って。







自分の右ほほをつついてみせた。






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旦那さん「結婚式でお会いした時。”ｴｸﾎﾞの…笑顔の素敵な男の人だな”と思いました」

増田「ぇ…ぁ。いゃぁ…///」









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旦那さん「Aｻﾝは。そんな増田さんを幸せそうに見つめていました。」

増田「…ｴｸﾎﾞ。突っつくのｽｷなんですよw」








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旦那さん「…嬉しいんでしょうね。ｴｸﾎﾞをみせて笑ってくれるのが」

増田「…ふはっw」









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旦那さん「僕…余裕なんかないですよ」

増田「え？」








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旦那さん「…子供も生まれるし。ﾘｻちゃんのことも幸せにしてあげたいし…やることたくさんです」

増田「それって惚気じゃないですか？」








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そう言うと頭をﾎﾟﾘﾎﾟﾘとかきながら「ﾉﾛｹてます？」って…。









…藤岡さん。
男の目から見てもとても誠実そうでいい男。

…なんか普通のｻﾗﾘ-ﾏﾝじゃねーだろうなって感じがしたんだ。

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