小悪魔☆ハニーvol.27《T.MASUDA》

story1293＊RYOSUKE.Y ページ43

涼介side…









有香ちゃんはそう言って困った様に笑って
「やっぱりAから教えてもらって下さい」と話をはぐらかした









.




そんなこと言われたらますます気になる…









ｵﾚは何度か有香ちゃんに頼んだんだけど
「こう言うことは本人からの方がいいですって。」と拒否。




.







そのうちに「ほら。時間切れwAが来ましたよ」とﾀｲﾑｱｯﾌﾟ。

振り向くとこっちを向いて固まってるAと…
短髪のこれまたｲｹﾒﾝ男子。








.





有香「あれ、圭人ｸﾝ?」





．









圭人ｸﾝと呼ばれた男は「有香ー♪」って走り出し「今日の課題手伝ってくれてｻﾝｷｭ-!!!」と飛びついた。









圭人「oh sorry....有香の彼氏？」

有香「違う違うw…Aのお友達。
ﾎﾞ-ｲﾌﾚﾝﾄﾞだよ。山田涼介さん。ほら…
Aがいつも言ってる…」









…いつも。なんて言ってんの？

すげー気になってんのにこのｺﾞﾘﾗ。









圭人「Aのﾎﾞ-ｲﾌﾚﾝﾄﾞ??君もなの？」

涼介「うるせーわ。お前が上から目線で話すな」








．



圭人「上から目線…あーごめんね。僕君より背が高いから…」

涼介「違うわ‼ｸｿムカつくなお前‼」

有香「ふふふ…ははw」









.




圭人「ごめんね、山ちゃん…」

涼介「山ちゃんて呼ぶなっ‼」









．








短髪男と話してると…Aは遠慮気味に少し離れたところでじっと見てる。









…早く来いよ。

そう思いながらAに手を差し出すと
珍しく首を振る。









んー？









よくよく見れば口を尖らせて変な顔。
機嫌が良くなさそうな感じ？









．



涼介「お前…圭人。Aに何した⁇」

圭人「what?何もしてないよ？」









涼介「A拗ねてんじゃん‼」

圭人「知らないってばー…。Aーｶﾓ-ﾝ...」









…圭人が呼び。
Aは渋々こっちに来たけれど不機嫌。









有香「ところで山ちゃん。ここまで来たってことは何か用があったの？」


涼介「お前も山ちゃん呼ぶなw」









有香「あはは」

涼介「…あ。そーだ、お前ら時間あるなら店来いよ」









…この日。
有香ちゃんとA。
そして…圭人。









この3匹を捕まえて食事会。









この日がｵﾚと圭人が初めて話した日だった。









そしてこの日は…
ｵﾚとAの関係が少しだけ
変化した日。…でもあった。

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