小悪魔☆ハニーvol.27《T.MASUDA》

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結局全てを自分で作り。
我ながら上出来だと褒めつつ


焼きそばを食べた。









希「ん！美味しい♪」

増田「…焼きそばくらい作れるようになれ」

希「作ってるって…私。」








.







さっき見たけど…
自炊してるような雰囲気のないｷｯﾁﾝ。

斬れ味ﾊﾞﾂｸﾞﾝの包丁は使ってないって感じだった。







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希「そうだ。ﾘｻになんか言ったの⁇」

増田「あぁ…。お前と病院が一緒だからって
なんかﾖｶﾞに誘うって言ってたよ」









.





希「私そう言うの全く興味ないから。
それにあれ以来順調だから病院も行ってないしね」



増田「おいおい…それはまずいだろ。」









．






「何かあったら病院行くし」なんてｹﾗｹﾗ笑うけど
産婦人科ってそう言うところじゃないだろ⁈






.








増田「…あ。ってことは子供の写真は撮ってないってこと…？」

希「ん…あー…うん。そう」








.






増田「でもお前…家にあるって言ってなかったっけ？」

希「家っていうか…実家？」









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増田「実家の親にはもう話したのか…」

希「うん…」








.



増田「…ならなおさら病院に行け。
何かあったらｵﾚが叱られるじゃん」

希「別に言わなきゃ平気だよ」









.




増田「妊娠てもっとすげーことじゃねーの？
なんかこう…体を労わるとか、子供のためにとか」

希「あのね。
普通に幸せな妊婦ならそーかもしれないけど。
私はあなたにﾑﾘﾔﾘだったの。
まだ遊びたかったのにﾑﾘﾔﾘ赤ちゃんうまされんの」









.






増田「ﾑﾘﾔﾘって…。」

希「そうでしょ？やめてって言ったのにさ⁇
泣きながら頼んだのに聞かなかったのは増田くんの方じゃない」









.




増田「…だから余計に心配してやってんじゃん。酒飲んだりタバコ吸ったり。
もっとちゃんとしろよ。今度一緒に病院とかいってやるから」

希「いーわよ、別に‼」









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増田「お前そうでもしなきゃいかないだろ…」

希「あーん‼もぅ、増田くんて意外とうるさい人ね。」









.







だんだんと言い合いになってきて

お互いに引かない性格だから言い合いもｴｽｶﾚ-ﾄ。

「もー今日は帰って‼」に。

「いや、解決するまで話し合う‼」。









だったんだけど。
結局押し返されるようにｵﾚは家を出た。






でもなんとなく。


この日から
お互いの関係性に変化が現れてきた。

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