小悪魔☆ハニーvol.27《T.MASUDA》

story1279＊RYOSUKE.Y ページ29

涼介side…




涼介「Aっていつもあんな感じなの？」









「そーそー。いつも男のコと話してるよね」
「こっちに来ないと思ったらそーゆーことかぁ♪」
「…ｲｹﾒﾝ。好きだもんねー…有岡さん。」









…今日のｵﾚは。
あんまり機嫌が良くねーんだわ。


あんまり怒らせないでほしい。









…ちょーっとｲﾗついちゃった。
ﾆｺﾆｺしてるけど。
腹ん中はﾏｸﾞﾏがﾄﾞ-ﾝ!!ってな具合。









そこへ来てAが 男と仲良さそう。









…まぁ。
Aの性格なんかわかってるし。
呼んだって来ないこともわかってるし…









.








仕方ない。
久々にｵﾚ流で。









涼介「…ちょっとごめんね？」









女の子達の間をすり抜け…ｵﾚはAの前まで走った。









涼介「A。」









そう声をかけながら近くまで行くと
「…お話終わった？」ってAが聞く。





ｵﾚは「早く帰ろー」ってAの手を引いた。








.





涼介「…あれ、Aの親友なの？」

A「え…？」

涼介「なんかそう言ってたよ？」









．





答えに詰まるAは。
ｵﾚの手を慌てて振りほどこうとしてた。
「親友に見せつけてやればいいじゃん♪」って言ってんのに「ﾀﾞﾒﾀﾞﾒ....」って。









．




女の子達は「有岡さん♪」なんて親しげに声をかけてるけど。どーせお前ら自称・親友だろ？









涼介「では。Aと僕はこれでw」

A「ぁ…えと。」









．



女の子「ぁ…山田さん。連絡先とか教えてもらえませんか？」

涼介「連絡先？」









．


女の子「今度…ゆっくりお茶とかしませんか？」

涼介「いやー…無理かな。」









．


女の子「私達…山田さんと仲良くなりたいなー…なんて」









そう言われたから。









涼介「…ｵﾚは全然仲良くなりたくないよw」

女の子「え…⁇‼」









．



涼介「ｵﾚ...Aが仲良くしてくれるからそれでいいや」

女の子「でもっ…‼」









．



涼介「…性格ﾌﾞｽには興味ないんだ。
ごめんね？」

女の子「性格…ﾌﾞｽ..??」









．



涼介「Aの親友なんて嘘でしょw
ｺｲﾂの話せる男なんか…ｵﾚくらいのもんだし。

男好きはお前らだろ？」









本音が出てしまったw








あとでAにお説教されたけど…
「でも…なんか。ありがとうw」って許してもらえたんだ。

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