小悪魔☆ハニーvol.27《T.MASUDA》

story1278＊RYOSUKE.Y ページ28

涼介side…






涼介「今日は…この時間であってんだよな？」









Aの大学の前。
ｺﾝﾋﾞﾆで時間潰しながら待ってた。

ｱｲﾂ…ｹ-ﾀｲ持ってねーからすげぇ不便w
よりにもよって先輩の家にあるとか言うし…









日曜に新しくｽﾏﾎ買えって言ったのにさ。
「だってもったいないよ…」って買おうとしない





.






もったいない。って言うのは日本人のいいところ。
Aは無駄にお金を使わないﾀｲﾌﾟ



…だから取り返してやろうと思った。









涼介「ん？あ…終わったかなw」









.


ｿﾞﾛｿﾞﾛと人が出て来て。
その中にAの姿を探すけど

同じようなコがたくさんいて…








きっとAがこっちを見つけてくれるだろ。


そう思って待ってた。









．





ｺﾝｺﾝ....









ん？


やっと来た？









窓を開けると
似たような女の子達4人がそこにいて。
「山田さんですか？」って声をかけて来た。









.




そこにAの姿はない。
「えと…誰かな？」って聞くと。

それぞれに名前を名乗り


「私達…有岡さんの親友なんです♪」と教えてくれた。









.






へー…
Aにも親友いるんだ。









だから普通に挨拶したんだけど
なんか違う。









「あのー。今度みんなで飲み会あるんですけど来ませんか？」

「えと…山田さんてなんのお仕事されてるんですか⁇」

「有岡さんとはお友達なんですよね？」

「山田さん…ほんとｲｹﾒﾝー♪」







.








待って待って。

親友の連れの男…口説いてませんか？




.






そもそも。
Aの話が１つも出てこないことに違和感。
じーっと女の子達を見てると…








「あの…あの…///」ってってﾓｼﾞﾓｼﾞ。









涼介「…Aは？」









女の子「ぇっと…///」








涼介「…ｵﾚ。Aを待ってんだけど…」








女の子「あ…ねぇ。知ってる？」
女の子「ん…ぁ。あれ…そーじゃない⁇」









.




指差す方を見ると
男のコ2人と話してるA…









ﾓ-ﾙで会ったｲｹﾒﾝか。
Aは肩を突かれながｸｽｸｽも笑ってて楽しそう







．





「あの子…本当に男のコ掴むのうまいよねw」
「…山田さんも心配ですね。」
「…有岡さんて男好きだったりしてw」






.








…なるほどね。









その言葉を聞いて
こいつらは全くAと関わらないんだなってわかりましたよー…

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