依存相手に選ばれました.8【紫】

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紫「るぅとくんは？」

赤「まだ来てないよ〜」

青「まだ寝てんじゃない？」

紫「さすがに起きてるでしょ〜」

橙「昼過ぎやし、向かってるんちゃう？」


なんて会話をして、30分

なーくんも私もご飯を済ませ、なんなら全員でおにぎりを食べた…がるぅとくんは来ない


紫「遅刻だねw」

赤「電話してるけど、出ない」

「迎えいこうか？」

紫「うーん…今日はいいや
先にお話始めちゃおうか」

青「はーい」

赤「今日はライブの細かい演出決めるんだよね？」

紫「うん！
まぁ、仮だけどね」


リハーサルしながら本格的に決定するらしい


紫「A、定期的にるぅちゃんに電話してあげて？」

「わかった」

橙「さとちゃん、会議始まるで」

桃「わかってるよ」


早々に猫ちゃんたちと仲良くなったさとみくんは名残惜しそうに席に着いた


赤「あんま、ベタベタすると帰ってから浮気調査されるよ？」

桃「ばっかだな
それもいいんじゃん」


家で会議する時の私の定位置はなーくんの腕の中

後ろから抱きしめられる形で大人しく座ってるのが基本形態だ

暇だろうからって与えられたのはスケッチブックとペン

…私は子供かw


だから勝手に議事録をつけたりしてる


紫「____って思ってるんだけど、どうかなぁ」

橙「ええやん！」

青「僕はね、こうしたいんだけど…」


真剣に話し合ってる中、有り得なく場違いな私はなるべく気配を消してこの場に座っている

たまーに、るぅとくんに電話をしながらスケッチブックにペンを走らせる

ちなみに、余談だけど議事録をやり始めてから私の速記能力が上がった


「あ、るぅとくんから電話来ました」

桃「お、スピーカーにして電話でて？」

「了解です
…もしもし」

黄『大変…申し訳ありません
今から家を出ます』

「大丈夫ですか？」

黄『はぃ…寝ておりました
ちなみに会議は…』

紫「先始めてるよ〜」

黄『なーくん…ごめんなさい
急いでいきます』

紫「うん、事故とか気をつけて来てね」

桃「お詫びにアイス買ってきて」

黄『え…』

青「遅刻してるんだからそれくらい、ねw」

赤「今日は遅刻してないからってww」

桃「事実だからw」

橙「猫につられてやろ？」

桃「遅刻してないことに変わりはない
ってことでアイス全員分な」

黄『…分かりました
仕方ないです…まぁ、後でジェルくんに請求するんで』

橙「なんでなん！？
嘘やろ！？」

黄『じゃあ、コンビニ寄っていきます』


そう言ってるぅとくんは電話を切った

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