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さとみside
茉里とまったり映画を見てるときに、俺のスマホが鳴った
見ればなーくんからで、普段なら事前に電話をする旨のラインがあるのに急にかけてくるから、ちょっとドッキリかもなんて身構えて茉里に静かにしててと言って電話に出た
桃「もしもし」
紫『さとみくん！
どどどどどうしよっ』
桃「え、どうした？」
明らか普段とは違う慌てた様子に、ドッキリかもなんて身構えていた俺は一瞬戸惑ってしまった
紫『あの…Aが…ど、どうしたら…その…』
言葉の繋がらないなーくん
その言葉の中にストーカーされているAちゃんの名前があって、俺に緊張が走った
桃「なーくん、落ち着いて
今どこにいるかだけ教えて？」
務めて冷静に、落ち着いた声でそう言うと電話口で告げたのは
紫『あ、○○病院…』
ここらへんで一番大きな病院だった
桃「すぐ行くから！」
俺は電話を切って茉里を向き直って
桃「出かけるよ！
Aちゃんに何かあったみたい」
俺が言葉を言い終わる前に茉里は動き出していた
家を飛び出した俺たちは、限界まで車を飛ばして病院に来た
受付でAちゃんの名前を出すと、今手術中だという
俺たちは、『病院内を走らないでください！』って叫ぶ看護師さんの声を無視して走って手術室の前に来た
紫「お、俺の血…全部使ってもいいんでAのこと助けてください！！」
俺が見たことないほど取り乱したなーくんが男性看護師にそう詰め寄っていた
桃「なーくん、落ち着いて！」
半ば羽交い絞めにする形で看護師さんからなーくんを引き離した
さっきまで見えてなかったが、なーくんの服の胸からズボンに至るまで真っ赤な血が付いていた
さすがの俺もサーっと血の気が引いて、指先が冷たくなる
紫「さと…」
桃「輸血が必要なんですか？」
看護師(以下、看)「場合によっては頼むかもしれませんが、今のところは平気です」
紫「でも…こんなに血がっ…」
桃「なーくん、落ち着かせてくるから茉里はここにいて」
桃s「わ、わかった…」
明らかに青ざめている彼女に付き添ってあげたい気持ちをグッと抑え込む
今はなーくんのほうが優先だ
人気のない場所を探して階段の踊り場まで来た俺は、なーくんを階段に座らせてそっと背中を撫でた
ボロボロと泣くなーくんが話を出来るようになるまで何も言わずに寄り添った
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るりあ(プロフ) - 更新ありがとうございます(*´꒳`*)何回一から読み直しても飽きない最高の作品です^ - ^ (2022年3月7日 2時) (
レス) @page47 id: 965d6c4948 (このIDを非表示/違反報告)
るりあ(プロフ) - ほんっとうに世界観にぐっと引き込まれます。。。めちゃくちゃに続きが気になります(*´꒳`*)更新お疲れ様です！またの更新楽しみにしてます！ (2022年3月7日 1時) (レス) @page46 id: 965d6c4948 (このIDを非表示/違反報告)
氷雪利(プロフ) - 仙斗って人が仕向けたのかな？ (2022年2月28日 13時) (レス) @page40 id: 97d3b05e39 (このIDを非表示/違反報告)
氷雪利(プロフ) - 騎士になれって言ったのは誰なのか……。夢主ちゃんかなーくんに被害が行くように仕向けたとしか考えられないのって私だけ？ (2022年2月28日 13時) (レス) @page46 id: 97d3b05e39 (このIDを非表示/違反報告)
ももの。(プロフ) - みかん。さん» それなです…ヤバい…めっちゃ続きが気になる… (2022年2月27日 15時) (レス) @page35 id: e3acabb542 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：心葉 | 作成日時：2021年11月24日 19時
