交際を前提に友達になりました.2【桃】

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「あー…ちょっとさすがに酔いまわってきたわ」

「結構飲んだもんな」


乾杯から約1時間

結構なハイペースで質問消化をしている

割と度数の高いお酒を用意してあるので、まぁまぁのペースで酔いが回っていく


「次！ 喫煙者ですか？ また喫煙者の異性はどう思いますか」

「タバコは吸わないよ」

「私は喫煙者だね。あ、言ったことなかったっけ？ えー…喫煙シーンが見たい？ww 見てどうすんの。つまんないでしょ」

「あー、タバコ吸ってる姿かっこいいってのはわかる。特にライラは妙に似合ってるんだわ。え、見たことあるのずるい？ ばーか、ライラは家でしか吸わないから見れんのは俺の特権だっての」

「…別に特権ではないけど、今は吸わないし、今後も配信上でその姿を映すこともないかな。オフショとかでアップすることはあってもね。え、なんでって…まずこの部屋が禁煙部屋なことと、非喫煙者のさとちゃん傍に居るのに、タバコ吸うとかしたくないからね」

「こういう配慮が出来れば、喫煙者の人でもいいかな」

「私も喫煙マナーがちゃんと守れんなら平気。そもそも、私が喫煙者だしね。
よし、次！ さとちゃん、何かあった？」

「いや…探し中」

「んじゃ、コメントから！ ストーーーープ！
はい、さとみくんとライラ様の関係性について知りたいです」

「あー、ついに拾っちゃったかぁ」

「この質問答える前にさ、ライラ様ってやめて？ せめて『さん』、むしろ『ちゃん』がいい」

「お前のメインタグ『ライラ様』じゃなかった？」

「ｳｸﾞｯ…だってぇ…みんながライラ様ってタグ付けするんだもん」


こんな反応したら絶対に切り抜かれるし、絶対にライラ様から脱出出来ないだろうことは予想に容易いけど、泣くふりをしてテーブルに突っ伏した


「様付けじゃあさ、みんなと距離遠いじゃん…」

「お、酔ってんなw 普段そんなこと言わないのにw」

「じゃあ、さとちゃんも皆からさとみ様って呼ばれてもいいの！？」

「あ？ あー…むしろ弄り入ってて近くすら感じるわ。あとさと様って呼ばれてるときあるけど、お前ほどじゃない」

「確かに…さとちゃんはそもそもがさとみくんがデフォルトだから弄りっぽく見えるけど、私の場合は元からライラ様だから問題なんだよね」

「あー…親しみと親愛を込めて様呼びにしてるって」

「親しみ…。うん、それならいいけど畏怖とかやめてね」

「せめて尊敬にしてくださいってwww」

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