依存相手に選ばれました.6【紫】

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女子会メンバーはメイク隊によって髪から服まで変えられた

女子会メンバーはちょっと疲れている

そして、私たちの疲れとは反対にメイク隊は生き生きとしてる


ほんと、絶対仕事間違えてるよ、この人たち…


黄s「…この服は一体…」

ス「タイミングが合ったらAさんに着せようと思ってた服です！」

「んん！？
…一応、聞きますけどお金は…？」

ス「け…社長が出してくれました」

「今、経費って言おうとしました！？」

ス「社長がポケットマネーからAさん用のお金を出してくれてます
それを私たちはシャオ経費って呼んでます」

「なにやってんの！？
ちょっとなーくんと話してきます」


2人の部屋に入ると、半裸のなーくんがいた

もう着替え終わってると思って入ったんだけどなぁ


紫「あー、着替えてるね！
めっちゃ可愛い！
やっぱりあの3人に任せてよかった^^*」

「なんで、上半身裸でパソコン見てるの？」

紫「暑いから〜」


さも当然のようにそう言ったなーくんがおいでって手を広げた

私は吸い寄せられるようにその腕の中に収まった

なーくん、裸だから温かさが直で伝わってくる


人肌って気持ちいい…


「(( *´ `)´^`*))ｽﾘｽﾘ..」

紫「え、可愛いんだけど」


なーくんの体温が

なーくんの匂いが

なーくんの腕の強さが


私に安心をくれる

少しは慣れたつもりでいたのに、撮影を見たあとは寂しくなってしまう


シャオ経費について問いただそうとしてたのに、なーくんの腕の中に入ったらそんな気も無くなってしまった

今はただ、この安心する場所に少しでも長くいたい


最近、あまり寝てなかったことや少しとはいえ慣れない海に入ったこともあり、私の瞼が次第に下がって行った


___________________
ななもりside

無理させちゃったかなぁ…


抱きしめて、少しして寝てしまったAにそんな思いが溢れてきた

1回、早朝4時半ころに帰ったことがあったんだけど、俺が鍵を開ける音で起きたみたい

聞いたら、ウトウトはしたんだけどねって苦笑いで返ってきた

その頃からAは1人じゃあまり寝れないんじゃないかって思っている


その日は、家で仕事する俺の横で机に突っ伏して寝てた


俺は無理が祟ると熱が出るけど、Aは意識が無くなるように寝る

俺と一緒にいる時以外はそうなるまで起きてるみたいだ


仕事しすぎはAの体にも負担がかかる

俺だけならまだしもAに影響は与えたくないなぁ…

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