フェチを持たない秘密警察犬

プレゼントひったくり恩返し事件・その後（因幡兄妹の場合） ページ45

プレゼントひったくり恩返し事件・その後(因幡兄妹の場合)

因幡望side

私たちはそのまま一緒に家に帰った

買った品物は見つからない場所に隠しておいた

今日は兄さんが先に風呂に入っていった
私はその間に洗濯の準備をしようとしていた

そういえば…兄さん行きと帰り服違ったなぁ…
どっかで買ったのかな…

私は兄さんが帰りに持ち帰っていた紙袋を見つけ、中を開いた
そこにはヤギのスタンプだらけのセーターが出てきた

何があった…兄さん…

コレどう洗おう…

私が悶々と悩んでいたら、兄さんが風呂から出てきた
そんなに長く悩んでたの？！私！

洋「どうしたんだ？望

あ」

兄さんは私が手にしているものをみて固まった

洋「え、えっとそれはえーと…」

望「詳しくは聞かないけど…
コレどうする？」

洋「捨てる」

望「即答だね、兄さん」

私は明日捨てるであろう燃えるゴミの袋に入れた

望「じゃあ、私も風呂に入ってくるね」

洋「ちゃーんと髪洗えよー！
ケアはしてやるからなぁ！」

兄さんは嬉しそうに両手で手を大きく振った

私はちゃんと兄さんの言い付け守ってるよ！

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