フェチを持たない秘密警察犬 (ページ14)

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偽造通貨印刷事件・その後ページ14

偽造通貨印刷事件・その後

因幡洋side

洋「～♪～♪」
望「兄さん、ご機嫌だね」
洋「あったりめぇよ！」

俺はルンルンしながら自宅への帰路についた
もちろん、妹の望もだ！
これで上機嫌になるなって言われても無理な話だ！

俺は望の手を掴み、スキップで歩いた
もちろん、怪我してない手を掴んでる

望はそうすると「逃げはしないよ」っと苦笑いをした

逃げはしなくても連れていかれちまうんだよなぁ…いつもいつも

望は秘密警察犬の中でも特別な秘密警察犬だ

だから、いつも別のところで訓練を受けていて、暮らしていた為、弟の遥より一緒にいる時間が少なかった。

たまに一緒に寝泊まりはするけど、ほんの、二日三日と言う短い間だ

望は特別な訓練をもう終え、警察に入った
余程、人手が少ないのか、望は現役で働いている。
まだ、十代だぜ？多分、俺より早い

それほど、こいつの能力が役に立つのだろうけど…
役に立っているのは兄として誇りだと思ってる。

洋「なぁ、望」
望「何？兄さん」

俺は引っ張る体勢から横に並ぶ体勢になった

洋「何食いたい？
何でも言えよ？兄ちゃんが作ってやるから！」

でも、会えないのは辛い
だから、会えたのなら、一緒にいられるのなら

洋「望の我が儘聞かせてくれよ」

名一杯甘やかしたいんだ
こんなに若いのに現役で辛い警察犬やってんだ
甘やかして、休ませてやりたい！

望「………おひたし…
おひたし食べたい…兄さんの…」

そう言うと俺の手を潰さない握力で強く握った

洋「あぁ！いいぜ！
じゃ！スーパー寄ってこうぜ！」

俺が笑うと、望も笑った
ここに遥も居れば俺の理想になる

また、兄弟三人で暮らしてぇな…

洋(つか、ヤギでおひたし食いたくなっただろ)
望(うﾞっ…)