フェチを持たない秘密警察犬 (ページ13)

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偽造通貨印刷事件１２ページ13

偽造通貨印刷事件１２

因幡望side

兄さんを庇えたはいいけど刀でちょっと切っちゃった

手の甲の血をペロペロ舐めていたらその事に気付いた兄さんは慌て始め、圭くんは「こんな辻斬りに会ったら死にきれねぇ！」

まぁ、確かにそうだね

つか、手の甲いってぇ…

すると圭くんは私たちの前に出てきた
だから、危ないって！

圭「何すんだコノヤロー
切腹なら自分の腹を切れ！」

洋「圭……」

圭くん……
感動してるけど手の甲、血でダラッダラッなんだけどどうしよ

荻「ロレンツォよくも」

荻の顔か冷蔵庫になっちゃったよ

圭「荻さん、復活が中途半端過ぎるよ！」
ロ「あの男がいては分が悪い
退きますよ」

いつの間に着替えてんのよロレンツォ

すると、外では籠屋が待ち構えていて二人(一人と一匹か)は逃げていった

圭「日本文化愛してるのはわかったから時代考慮しろーーー！！」

最後でナイスツッコミだね圭くん

結局ヴァレンティーノの確保出来なかったなぁ…

荻「望、これ(冷蔵庫)とってくれ」
洋「望、怪我してんだよ！
自分で何とかしろ！」
優「怪我してる女性に働かすとかサイテーですね」
望「いいよ、これなら片手でも行けるから、空っぽそうだし」

私は怪我していない左手で冷蔵庫を持ち上げて下ろした

圭「凄い腕力ですね……」
望「私は特別だからね」
荻「怪我、手当てする」
望「思ったより浅いね」
洋「俺が！」
望「兄さんの毛深くなるからヤダ」
洋「(ズーン……
！、つか落ち着いたのかよ！」
望「自分の血みて、冷めた」

最近、そうゆう事件に関わってないからなぁ…

怪我は止血すれば事足りた

荻に手当してもらい、一段落ついた
帰って、報告書書かねば…はぁ…

すると、荻は私の頭に手を置いて撫でた

荻「後の事は俺がやる
お前はもう帰れ」
望「え」

まじで、後ろを向くと兄さんが嬉しそうな顔をしていた