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「…ご馳走様。」

『お粗末さまでした。』

と笑いかけて食器を戻した後もう一度隣に座ってきた。

『ちゃんと話しましょう。』

…?

「…なにを?」

『…色んなこと。』

真剣な眼差しで見つめてきたAは世界の誰よりも美しかった。

「…わかった。」

『怖がらないで聞いて欲しいの。』

Aはゆっくりと口を開いた。

話し始めた内容は衝撃的な事だった。

『まず私はね、もう捨てられているの。』

「…え、?」

そんなわけない20年一緒にいたはずだ、

『…20年…一緒にいたって…思ってるだけなのよ。本当は中学生の頃にさとみくんのお母様に捨てられちゃったの、』

母さんに…?

するとふわっと脳内に記憶が駆け巡る。

中学生の頃に棚に飾っていたAを受験が近いからってこんなものいらないからって捨てられたんだ。俺は…泣きじゃくったんだっけ…。

「…お、思い出した…かも、」


『…さとみくんは悪くないの。お母様が、捨ててしまったから。』

すると泣きそうな顔でこちらを見つめてこういった。

『さとみくん。貴方には大切な仲間がいるはずなの。…すとろべりーぷりんす という名の大切な仲間。家族。いるよね?』

すると今度は電撃が走ったように頭が痛くなった。

「…っえ、」

知らぬ間に…なんで…忘れてたんだ、?

莉犬 ころん なーくん ジェル るぅと

……誰よりも大切な…仲間。

『逃げたら…ダメなの。』


「…逃げたら…」


今度はAが頬に手を当ててぎゅっと目を瞑った。

さ→←ょ



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萌歌【そのへんの雑草】(プロフ) - ありがとうございます(><)めっちゃ嬉しいです~!!こちらこそ読んでいただきありがとうございました… (2020年9月17日 10時) (レス) id: 346912ed92 (このIDを非表示/違反報告)
ずんだ属性の餅(プロフ) - 文章とっても分かりやすくて、すらすら読めちゃいました〜(●´▽`●)そして読み終わった頃には自然と目から溢れるものが…(・∇・)← 素敵なお話をありがとうございましたm(*_ _)m (2020年9月17日 4時) (レス) id: 2a0d204488 (このIDを非表示/違反報告)
萌歌【そのへんの雑草】(プロフ) - 九十九さん» ありがとうございます(><) (2020年9月10日 15時) (レス) id: 346912ed92 (このIDを非表示/違反報告)
九十九 - うん、好き。 (2020年9月10日 15時) (レス) id: 23decf5699 (このIDを非表示/違反報告)
萌歌【そのへんの雑草】(プロフ) - 茉莉花さん» ありがとうございます! 次のネタも少しずつ考えてますのでお楽しみにお待ちください! (2020年9月9日 21時) (レス) id: 346912ed92 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:萌歌【そのへんの雑草】 | 作成日時:2020年9月8日 9時

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