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____10年後






私は、変わらずKnightsのプロデューサーをしている。

Knightsは、アイドル界のトップと言っていいほど、人気になった。






『今日の仕事はこれで終わりだよ!お疲れ様!』


凛「はぁ、疲れた…A、膝枕〜」


司「凛月先輩!お姉さまを困らせるのはやめてください!」


嵐「そうよ?私の膝を貸してあげるわ♪」


凛「筋肉質の膝なんていらな〜い」


泉「もう、だらけてないで早く帰るよぉ!」






あの頃と全く変わっていない風景。

ただ変わったのは、テレビでレオをよく見るようになったこと。





楽屋にテレビが設置されていることが多くて

レオの活躍を皆で見るのが日課と化している。





泉「あのバカはいつ帰ってくるんだろうねぇ」


『…うん』





レオの活躍が嬉しい反面、

少し寂しい。




もう十年も経つって言うのに、慣れないもんだなぁ。





泉「Aは一人で帰れる?送ろうか?」


『ううん、大丈夫!』





泉の世話焼きは変わっていない。

でも、いつまでも甘えてるわけにはいかないし。





電車に乗り、家までの道を歩いて帰る。

昔は、レオと一緒に帰ったなーなんて。





『もう、思い出話になっちゃったよ』





いつ帰ってくるの?

もしかしたら、帰ってこないのかな。






『ん?』





家の前に男の人が立っている。

暗くてよく見えないが、なんだか怪しそう。





どうしよう、親に電話しようかな。

それとも、警察を呼んだ方がいいのかな。





しばらく葛藤していると、

"その人"と目があってしまった。





『…え…、』


?「A!」





忘れるわけがない、その目。

その声。





走り出したのは、どっちからだっただろうか。

気づいたらその人の元に向かって、手を伸ばしていた。





『…遅い…!』





強く抱き締め、強く抱き締められる。

久しぶりに感じた温もり。





『…レオ…っ…!』


レ「ごめん。待たせ過ぎたよな」


『良かった。戻ってきてくれて』


レ「必ず戻るって言っただろ?」


『…うん』




久しぶりに会ったレオは何も変わっていなくて。

高校時代に戻ったかのようだった。





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咲那(プロフ) - いるあさん» コメント、本当に励みになります!ありがとうございます。 (2018年10月9日 17時) (レス) id: cb1c2406d3 (このIDを非表示/違反報告)
いるあ(プロフ) - 完結おめでとうございます。毎日更新されてるか楽しみにしながら読んでました。 (2018年10月9日 8時) (レス) id: e948e94d21 (このIDを非表示/違反報告)
咲那(プロフ) - kuruさん» ありがとうございます!頑張ります(*^^*) (2018年10月8日 16時) (レス) id: cb1c2406d3 (このIDを非表示/違反報告)
kuru(プロフ) - いつも楽しんで読ませてもらってます!これからも頑張って下さい!更新楽しみにしてます(^^♪ (2018年10月8日 16時) (レス) id: 2a58ecdffa (このIDを非表示/違反報告)
咲那(プロフ) - いるあさん» ありがとうございます。そう言っていただけると嬉しいです!亀更新ですが、よろしくお願いします(*^^*) (2018年9月23日 0時) (レス) id: cb1c2406d3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:咲那 | 作成日時:2018年9月15日 0時

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