日々樹渉の『いもうと』ちゃん

じゅ〜いち ページ13

うーん、よく勉強した〜♪


視界も戻ったし、今は放課後


さぁ帰ろう！家でゲームとパソコンとアニメ達が待っている！




なんて思っていたらスマホに着信が


｢あんずちゃんとレッスン｣


あ、忘れてた


時間間に合う、よし！


練習着持って、防音レッスン室へgo！






ドアを開けて中に入ると、すでにあんずちゃんはやって来ていた。

｢ごめん、遅れた｣


｢ううん、大丈夫だよ。他の人達がまだ来てないから｣


あれ？今日は私だけじゃなかったの？


｢あれ？UNDEADの皆も一緒だっていってなかったっけ？｣

もう一度スマホのスケジュールを確認



はい、書いてありました〜



私の馬鹿


｢ということは？｣


｢予定より絶対遅れる｣


ですよねぇ


自由だもんなぁ

とか、のほほんと考えていたら外が騒がしい


もしかしたら、とあんずちゃんに目配せすると彼女も察したようだった



｢悪ィ、遅れ、た？｣


あれ〜？わんこでも謝ることあるんだね


｢何でお前がここに、ってあ！わんこって呼ぶんじゃねぇ！俺様は孤高の狼なんだよ！｣


あら、可愛い♪


｢うが〜！｣


｢これわんこ、騒ぐでない。我輩寝起きじゃから、煩いのは勘弁してほしいんじゃけど？｣


あ、零さん！お疲れ様です


｢Aの嬢ちゃん、元気じゃのぅ。おや？眼鏡はどうしたのかや？｣


あはっ、いろいろありまして


｢そうかそうか、我が愛しの妹にはめられたのじゃな♪｣


分かってるならあの子をなんとかしてくださいよ


可愛いから許しますけど


｢じゃろ？ねねは本当に可愛いからのぅ♪｣


急に元気になりやがったなこの吸血鬼め…っとゲフンゲフン




ところであの、残りの二人は…


｢うん？アドニス君なら薫くんを探しに行ってくれたぞい｣


ですよねぇ


もう一人の方は来なくてもいいと思うんですけど
羽風先輩好きな方々には申し訳無いのですが、正直苦手なんだよなぁ


何かめっちゃ話しかけてくるし…




そう思っていると、レッスン室のドアが開いた

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