× 媚×薬 -イビツ- な カノジョ ×【あんスタ!!】

追憶#01 ※ ページ37

＜ガッ!!!＞


厳は、脚で雑に体育倉庫の扉を開けた。


厳「………ーーー(驚」



目にしたのは、笑顔でうちの学校の頭を殴り続ける狂気的な女。


『ねぇ、なんで寝てるの〜？ほら、起きて愛してよ…？(ｷｮﾄﾝ』


厳(なんなんだ……こんな弱そうな女が…三人の男を…？は、嘘だろ…)



『ん？どうしたの、迷子…？？』

厳「……いや…(汗」



厳は気づいた。彼女のネクタイは緑色で、一学年、上なのだと。



『あ、じゃあこの子の代わりに私を愛してよ!!(ﾆｺｯ』



その瞬間、彼女は厳に殴りかかった。それは、物凄い速さで殴りにきた。


厳(はやっ……!!?)

＜パシッ!!＞


厳は、彼女の拳を受け止めて…逆に彼女を押し倒す。



厳「……あぶねぇな……!!(汗」
『……(ﾊﾟﾁｸﾘ』



彼女の実力に思わず口角があがる。
初めてなのだ、こんなにヤバい奴に出逢うのは。



厳「……ふーん、悪くねぇな(ﾁﾗｯ」



彼女の幼い顔
誘惑するような身体
何も知らなそうな無垢な瞳



厳(狙われる理由はわかる…少し、【男】をわからせてやろう、悲鳴ぐらい出せるだろ)



＜……スッ＞



彼女の脚を撫でる。徐々に、上へと手を滑らせていく。



『？？』
厳「……あんた、俺に何されるかわかるか？」
『わかんない』


厳(……煽ってんのか？度胸あるな)



彼女の下着に指をかける。



厳「……ほら、泣けよ。怖いだろ」
『なにが？』

厳「あんた、襲われてんだよ!!?わかんないのか!?(ｲﾗｯ」
『おそわれそう…ってなに？愛ってこと？』
厳「………は？」



その表情や声色は、

【本当になにも知らない】とすぐにわかった。



厳「……じゃあ、なんであいつら殴ってたんだ」
『？？なぐる…？違うよ、愛してあげてたんだよ…!!(ﾑｽｯ』
厳「愛して…た？(ﾎﾟｶﾝ」


『うん、私、大好きひとからね…愛して方教わったんだよ…!!見て!!』



彼女は自ら服を乱した。
表れたのは、赤黒い色をした痣や怪我の数々。



厳「ーーーー」
『どう!!たくさん愛してもらってるんだぁ!!//(ﾄﾞﾔｯ』

厳「……お前、ここには何もされてないのか!?(汗」
『？？…ここを何かするってなに？』


厳(……虐待だけ、か…不幸中の幸いか。でも、危ないだろうな)




『黙ってどうしたの？…あ、羨ましいの!!ふふ、いーだろ!!(ﾆｺｯ』

厳「っーーー……(驚」




酷いくらいに、無知で無垢。
哀れなくらいに、純粋で綺麗。

恋に堕ちるには簡単だった。

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• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーカラー

あずきいろ

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