ハートが2個 ページ4
とある日の正午過ぎ。
報告書を書き終わり、暇をしていると…
「A、お早う〜!!」
『うわぁっ!?……太宰さんか…吃驚した…』
太宰さんが飛び付いて来ました。
此れは三日に一回ぐらいの頻度なんだけど、中々慣れなくて毎度悲鳴を上げてしまう。
『と云うか、お早うって、今お昼ですよ!?
出社時間何時か知っていますか!?』
「そんな国木田君みたいな堅い事は云わないでくれ給えよ、A」
『えぇ…当たり前の事なんですけど…』
ぶーぶー文句を云う太宰さんを何とか引っぺがして私の前に立たせた。
すると、ヅカヅカと足音、それから大声が聞こえた。
「太宰ぃ!!やっと来たかこの唐変木!!今日もAがお前のやらなかった書類仕事を片付けてくれたんだぞ!
少しは真面目にやらんかこの包帯無駄遣い装置!!」
「国木ぃ田くぅんは五月蝿いなぁ〜。
それに、私が書類仕事をやらないのは、仕事が早くて何時も暇を持て余すAの為に少しでも暇を紛らわせようと思っての事なんだよ!」
『そうだったんですか…!ありがとうござ』
「騙されるなA!!此奴はただサボっているだけだぞ!!」
あ、危うく太宰さんに上手く騙されるところだった…!!
「そんな事よりさ、国木田君、新しい依頼来てるんでしょ?さあA、私と共に行こうじゃないか!!」
「行かせるわけ無いだろうが!!お前は普段から真面目に書類仕事もやれ!そうでないと他の社員の迷惑に…」
「げぇ、国木田君のお小言が始まった…」
このままでは数時間とお小言が続いてしまうので、今は太宰さんの味方をする事にしよう…
『ま、まあ国木田さん。太宰さんの分の書類仕事はもう無いですから依頼解決をさせた方が良いんじゃないでしょうか?』
「…Aが云うなら仕方ないか。太宰、必ず川に飛び込まず真面目に依頼をこなせよ」
「勿論!さぁこの太宰に任せたまえよ!さぁ行くよA!
…乱歩さんが出張に行ってて良かった(ボソッ」
『……?』
これで良かったのかは分からないが、私達は依頼解決の為探偵社を出た。
『(太宰さん、最後何て云ったんだろう?)』
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まみや(プロフ) - 藍色さん» 楽しみに待ってますー!! (2019年2月3日 16時) (レス) id: 280687f8f3 (このIDを非表示/違反報告)
藍色(プロフ) - まみやさん» ありがとうございます!!最近更新サボっていたのでこれからボチボチ上げていこうと思いますので引き続きよろしくお願いします! (2019年2月3日 12時) (レス) id: 29bb7cf916 (このIDを非表示/違反報告)
まみや(プロフ) - 楽しく読ませていただきました!これからも応援しています! (2019年2月1日 23時) (レス) id: 280687f8f3 (このIDを非表示/違反報告)
藍色(プロフ) - まるさん» 確認を忘れていました、すみません。報告ありがとうございます。確かに軽い意識だったかもしれません。今後気を付けます。 (2018年12月24日 0時) (レス) id: 29bb7cf916 (このIDを非表示/違反報告)
まる - それでなくともオリジナルの新着には二次創作が溢れかえっています。違反作品をこれ以上増やさないで下さい (2018年12月24日 0時) (レス) id: fa60820a6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:藍色 | 作成日時:2018年12月24日 0時