記憶の先へ ページ6
叶が死んで、6年が経った。
にじさんじは、今でも残っている。
俺も、未だ配信をしている。
ちーさんやりりむは無事に成人を迎えた。
やしきずは、配信をやめて、
普通のおっさんになった。
ぽんぴまんや椎名、笹木、バネゴは、
大人になっても、
まだ一緒に配信をしている。
結構な人が抜け、結構な人が入った。
新人を覚えるのは大変だったけれど、
俺もにじさんじの顔として
まだまだ頑張れそうだ。
黛は、叶が死んでから、
よく俺のことを心配してくれるようになった。
家にも来るようになったし、
お互いの仲も深まった、と言うところだろうか。
黛「葛葉ぁ〜？」
葛「お、黛いらっしゃい」
黛「ちゃんとご飯食べてる？大丈夫？」
葛「お前は俺の母ちゃんかよ」
黛は、配信活動をやめて、
児童保護施設で働いている。
だからか、面倒見が良く、
よく家事も手伝ってくれた。
叶がいないと、本当に俺はダメだ。
6年も経っているのに。
黛「あれ、洗濯物綺麗に畳めてるね」
葛「ぁ？洗濯物？畳んでないけど？」
黛「無意識にやる癖がついたんじゃない？」
葛「無意識だとしても俺下手くそだよ？」
黛「ぇえ？」
洗濯物？昨日取り込んでそのままにしてたのに。
ブタはもううちにいないし、やっぱ俺が？
昨日はゲームしてたからそんな時間なかったし…
いやおばけ？座敷童的なノリ？
いや無理無理。普通に怖いし。
黛「まぁ、いいけど、ちゃんと家事しなよ」
葛「わかった」
それから、
何かと不思議なことが起こるようになった。
食器が水ににつけてあるとか、
服が棚に片付けてあったりだとか。
流石に怖くなったので、
椎名に見てもらうことにした。
葛「うちお化けいる？」
椎「んふふ、いる」
葛「えぇ…マジかよ…」
椎「でもな、あかん、払ったらあかんで。」
葛「なんで？いい奴だから？」
椎「葛葉、うちのいうこと、ちゃんと聞きや？」
椎名が、真面目な表情に変わった。
椎「この部屋に、かなかながおるよ。」
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(〃ω〃) - 泣かせんといて……涙がボロボロ出てきてな、くろのわはやっぱり不滅やと思ったんよ、叶たんは記憶取り戻したんかなぁ、戻ったらゲマズで集まってほしいなぁ、まぁこの話は完結しちゃったねんけどな (2022年10月5日 14時) (
レス) @page13 id: 8f8400f448 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かりんとう | 作成日時：2022年3月5日 16時
