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途切れた記憶 ページ1

葛葉。ねぇ!葛葉!!

名前を呼ばれた。
後ろでも前でもなく、
脳内に直接語りかけているかのようだった。
声の主は、バニラアイスみたいに
溶けちゃいそうな甘い声…

そう、叶の声だった。

声が2回俺の名前を呼んだ。
呼ぶ意味が痛いほどわかる。







今、だったんだろうな。







思考を汚すように、
通知が頻りに鳴った。
スマホが着信音を鳴らす。
ChroNoiRのオリジナル曲
「Geminids」。
俺の着信音はいつもこれだ。
スマホを取り出すのに
少々時間がかかって、
画面を見て少し微笑む。
それと同時に涙がこぼれる。
ああ、やっぱり。

叶の主治医から、か。

内容は…見当がついていた。
拒否したかったけれど、
そんなの叶に悪いか、
と通話ボタンを歪んだ視界で押した。





「…そう、っすかぁ…
 わかりました、」





そっか、逝ったか。
お疲れ様、叶。

思い出したくもない記憶を
フラッシュバックさせて、
"今回の"叶のことを思い出す。

途切れた記憶→



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(〃ω〃) - 泣かせんといて……涙がボロボロ出てきてな、くろのわはやっぱり不滅やと思ったんよ、叶たんは記憶取り戻したんかなぁ、戻ったらゲマズで集まってほしいなぁ、まぁこの話は完結しちゃったねんけどな (2022年10月5日 14時) (レス) @page13 id: 8f8400f448 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かりんとう | 作成日時:2022年3月5日 16時

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