ヒモ男と今日のご飯【呪術廻戦】

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「やべー！！！今日も弁当うまそうだな！A！」




覗き込まれる弁当、いつもの日常




A「そうかなー？僕は料理好きだから」




「家庭的なやつだな〜、イクメンになるんじゃねーか？」




家庭的な人、僕は学校ではそう思われている



料理ができて、洗濯もして、



実に家庭的な男




でもこんな僕は昔は何もできなかった




父母がいたから




自分は随分と変わったんだな、って実感するぐらい





「Aの飯、毎日食えたら幸せだろうな〜」




A「弁当ぐらい作ってあげるけど？」




「まじ！？サイコー！！ありがとな！！」




僕の料理なんかで喜ばれるのは、


僕にとって幸せなことだ


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
inスーパー


A「今日は、大根の煮付けでもしようかな…」




一人暮らしの僕にとって料理は癒し……だけど…




A「お金がない……」




所持金約千円…

今日は大根の煮付けと、じゃがバターもいいな……

じゃがバターはまた別の日にしよう、一応買って

魚は鯖がいいかな、今日は2割引だし



A「こんなもんかな！」



ささっと、買ってスーパーから出ると、

知り合いのお婆さんやお爺さんに話しかけられる

僕が一人だと知って、優しくしてくれる良い人たち


「ほら、A、これ持っていきな！」

「野菜が安くてね、これおすそ分け！」

「Aちゃん！コロッケあるよ〜！」



たくさん食べ物をくれる、僕が料理好きだからだ



お婆さんやお爺さんたちと別れて

自分の家に帰宅する、スーパーの帰りはいつものこと



A「たくさんおすそ分け、嬉しいな、重いけど…」




よろよろと自分の家に向かうと


男の人が家の前で倒れていた




A「え、…ええ！？だ、大丈夫ですか！？！？」



荷物を置いて、肩を叩くと、スースーと息をしている



疲れて寝たのかな…でもこんなところでなんで…



顔は整っていて、口の端に傷、年上なのは確かだ



A「とりあえず、中に入れないと！」



おんぶでもしようとしたけど、普通に無理

僕より背が高すぎて、重すぎる…

さっきの荷物を先に中に入れ、男の人を引きずる


ソファになんとか寝かせる



A「なんで、僕の家の前に…

何かから、逃げてきたとか…？

いやいやいや、どこのドラマだって話だよね」


自分でツッコミながら、

とりあえずお風呂に入ることにした





彼が何者かも知らないで…

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