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その2 ページ22

いざ高杉さんの部屋(戦場)へ!と気合いを入れて踏み出したもののーー

(...やばい)

な、中に入り辛ェェェ!!

気合いを入れてやって来たにしても、やはり緊張するものはするし、もし私のせいで出来なかったらどーしようっていう恐怖感がめちゃくちゃのし掛かってくる。

扉を開けば好きな人が待っているというのに一向に前に進めず、私は部屋の前で右往左往としていた。


「いや落ち着け落ち着け...」


掌に“人“という文字を書きそれを何度も飲み込んだり、素数を数えたりしても、やはりそう簡単には緊張は解けない。それならばせめて呼吸を整えようと、深呼吸をしてみた。



「こーゆーときは深呼吸だ...ひっひっふー、ひっひっぶへぇッ」「何してやがる」

「いたい...」



突然顔面に硬い扉がぶつかってきて、その痛みで先程までの雑念が一気に吹き飛んだ。


「入れ」

「ぁ、はい」



そんなわけでこの戦場へと乗り込んで来たのだがーーまたしても問題が。



(やばい...こーゆーときってどうしたらいいんだっけ)



部屋の中に入れられた瞬間に戦が始まるのかと思いきや、高杉さんはやはり余裕のある男の様で、がっついては来なかった。

だからこそ、どういうタイミングで開戦の狼煙があがるのかというのが皆目検討もつかなかったのだ。



「あ、えと...お茶煎れましょか...」



とりあえずそのタイミングが掴めなくては対応しようがないと、私は一旦お茶を煎れることにした。


「どうぞ」


煎れたてのお茶を二人肩を並べて飲み干した。一息ついたところで随分と和やかな雰囲気が二人の間に流れた。ふぅ、結構な御手前で。



「高杉さん、おかわりいります?」

「...あァ」



そういって二杯目に突入。
二杯目のお茶はゆっくり味わいながら、高杉さんと最近の仕事の話とか、鬼兵隊の皆の様子とか、とりとめのない話をしていた。



「あ、だからあの二人はそんな感じなんですね〜」



そんな和やかな雰囲気に押され、途中で目的を忘れそうになったところではっと我に返った。




(...あれ?私は一体何しに此処に来たんだっけ?)

その3→←高杉さんとあれこれしたい。その1



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ソラ - 小鳥遊。さん» コメントありがとうございます!!そう言ってもらえて嬉しいです……!! (2020年11月21日 3時) (レス) id: 91b092121c (このIDを非表示/違反報告)
小鳥遊。(プロフ) - うおおギャグ線たかあ!すきです!! (2020年11月15日 0時) (レス) id: f219b8854f (このIDを非表示/違反報告)
ソラ - みきゃんさん» お待たせしました!!これから夢主は戦場に出向くので是非最後まで見届けてあげてください!笑 (2020年8月27日 21時) (レス) id: 8e0ffc6cd3 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ - 有頂天ボーイさん» ありがとうございます!!更新が遅くなって本当に申し訳ないです!!(^^;) (2020年8月27日 21時) (レス) id: 8e0ffc6cd3 (このIDを非表示/違反報告)
みきゃん - やばい…続きが気になりすぎる!夢主ちゃん頑張れ〜! (2020年8月25日 16時) (レス) id: 937adfbd17 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ソラ | 作成日時:2020年5月9日 3時

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