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一撃 ページ3

それはお館様のお言葉からだった。




耀哉「A、何か嫌な予感がするよ」

「…と言うと?」



それは柱合会議が終わった後のことだった。
もう柱たちも解散し俺もお暇しようとした時だ。
お館様がふとそう言うので、
俺はその場で膝をつき頭を下げた。




耀哉「何かAに危険が及ぶような…
ただの勘だよ…でもA、
気をつけるんだよ」

「…はい、肝に免じます」



お館様の勘は鋭い。
その言葉を頭の中に入れ屋敷を後にした。
この身に何かが起きる。


この何十年、柱になることを何度夢に見たか。
今更この身に何が起きてももはやなんとも思わない。
地獄に落ちても、俺は鬼を殺す。
滅してやる。


抹消してやる。



カナエ「あら、Aさん!」

「!…カナエさん」



するとポンと俺の肩を叩いてきたのは、
花柱であるカナエさん。
その隣には不機嫌そうなカナエさんの妹であるしのぶさんもいた。

俺はニコリと笑いカナエさんに微笑みかけた。



「これから何処かへ?」

カナエ「これからしのぶと新しい茶屋へ行くの。
Aさんもどう?」

しのぶ「ちょっと姉さん!」



新しい茶屋。女の子らしい考えだ。
カナエさんは快く迎えてくれるがどうもしのぶさんは乗る気ではない。
まあそうでもなくても、お断りするつもりだったが。




「いや、お断りさせていただきます。
姉妹水入らず、どうぞ」




俺はそう言って軽く例をし、二人とは反対方向へ歩く。
鴉が鳴いた、“任務”だと。
鬼は今夜も出てくる。

そしてまた罪なき人を殺す。
鬼は待っちゃくれない。



さあ、行こうか。

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❤︎ - おわり…?!!凄く面白かったです!続きが気になる〜〜!!ありがとうございましたっ! (8月23日 16時) (レス) @page25 id: f6dfc22ed3 (このIDを非表示/違反報告)
礼音 - 良し…童磨推しにはとてもい良い!面白かったです!😂続きも出してほしいです〜〜!(*^^*)楽しみにしてます! (2023年1月2日 22時) (レス) @page25 id: 80495820b7 (このIDを非表示/違反報告)
シロヌコ(プロフ) - 童磨すこすこのすこすぎる!この病み具合がとってもスコ (2022年8月18日 13時) (レス) @page25 id: 09da8bad9a (このIDを非表示/違反報告)
栞乃(プロフ) - 更新楽しみにしてるのでまたお願いします!! (2021年10月17日 1時) (レス) id: 8c5f3cdf03 (このIDを非表示/違反報告)
笹音 - この話を考える時点で天才 (2021年7月22日 17時) (レス) id: cf55aa82ad (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シュウマイ x他2人 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2019年5月19日 15時

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